千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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カテゴリ:いきもの( 585 )

枝の中に黒い目が、、、

2月18日、晴れ。午前九時の気温は4.3℃、今朝の最低気温は-1.5℃でした。
朝は再び冷え込みました。今日の最高気温は9℃と、10℃以下でした。


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乾いた田んぼの上に青空が広がります。



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そのわきを流れる水路が珍しく半分凍っていました。
いつもは凍ることがない水路です。水量が減ってきているからかもしれませんが、今朝は気温が下がりました。




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ハス田の水面もほぼ全面、氷が張っています。




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枯れ落ちたハスの花托も氷漬けになっています。



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一方小水路わきのネコヤナギが開花しました。
赤く見えるのがオシベの葯で、黄色く見えるのが花粉です。




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昼間の日ざしは力を増しました。畑の通路沿いの白梅と、





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紅梅が盛りと咲いています。




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田んぼや草地では、地面をつついて移動する野鳥が見えます。
ツグミです。お腹が白黒のセーターのような柄が入っています。




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野鳥を観察していると、人の気配に気づいて雑木林の中に逃げ実む鳥がいました。
常緑樹の枝の中に入り込みました。その暗い中をズームで撮影。お腹はツグミと似たような柄ですが、それよりひとまわり大きい鳥です。
トラツグミのようです。




湿性生態園の卵塊や卵のうは増えたかなと、観察してきました。




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ニホンアカガエルの卵塊は少し増えました。
トウキヨウサンショウウオの卵のうはまだ増えていませんでした。




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その帰り道、池の近くのマテバシイの中に入り込む、鳥の影が見えました。
だいたい野鳥は、人の目から植物の枝をはさんだ向こうに隠れるように移動してじっとこちらを見ていたり、通り過ぎるのを待っていたりすることが多いようです。
じっくりとマテバシイの枝の中をのぞいてみました。



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はっぱと枝の暗がりの中に、発見しました。目と目とが合いました。
黒くて丸い目をしています。お腹が白くくちばしは細身です。シロハラ君のようです。
人目がない時には、雑木林の林床や草地に降りて、食べ物を探しているようです。



冬も終わりに近づいて野鳥たちの動きも少しずつ活発になってきているようです。
ご来館お待ちしております。






by isumi-sato | 2018-02-18 17:05 | いきもの

卵、4つ発見!!

2月14日、快晴。午前九時の気温は3.3℃、今朝の最低気温は-4.1℃でした。
今日も冷え込みが厳しい朝でした。徐々に日が射すと、太陽の力が強くなってきたと感じるようになりました。



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快晴の青空。ハス田の向こうの丘の樹林のてっぺんにポツンと白いものが見えます。とまっている鳥が見えました。




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ノスリかな? オオタカかな?? 期待してズームアップすると、いつものとまり方とは異なる見慣れた鳥がいました。(なぁーんだ)アオサギでした。(失礼。アオサギ君。)春を感じだしてとまる場所が変わってきたのでしょうか? アオサギの気持ちはちょっとわかりません。



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中庭の芝生には、チョコマカ、チョコマカと、歩き回る野鳥がいます。




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双眼鏡でのぞくと、その足さばきが、何とも軽妙でおもしろいものです。ハクセキレイ君でした。




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湿性生態園です。落葉したいろいろな樹形と下草の少ない景色を見ると、北海道、北米や北欧、北の景色とも共通するものがあります。
さてそろそろかなー?



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トウキヨウサンショウウオの産卵は、まだのようです。水路の中に足跡がついて水か濁っています。水の中を歩いた動物がいるようです。気になります。



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林道沿いの水たまりをのぞきました。




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発見しました!! 今日は、卵塊がありました。ニホンアカガエルの産卵が始まりました。
ちなみに、このカエルの卵は、一つ一つがくっついて塊になっているので「卵塊」と呼ばれます。
トウキョウサンショウウオの卵は、一つ一つの卵がさらに袋に入っているので「卵のう」と呼ばれます。
これから、小水路、田んぼの水たまりなどいろいろな所に次々と産卵が始まります。
今年は寒い日が続いていますが、ついに生きものたちは動き始めたようです。
卵を産んだカエル君は、再び冬眠に入る、二度寝に入るといいます。


ご来館お待ちしております。



by isumi-sato | 2018-02-14 17:07 | いきもの

今年一番の冷え込み

2月9日(金)、今朝の最低気温は-4.8℃。午前9時の気温は-0.2℃。寒い朝を迎えました。
実はセンターの最低温度が、今まで-4.1℃を何回も記録しているのですが、それ以下に下がらないので、ストッパーでもついているのか?と噂をしていたのでした。記録更新して、正常に作動していることが確認できたのはうれしいのですが、いや・・・寒い。
車のウインドウも凍り付いていました。でもお日様が出ていて湿度も低いせいか、出勤時にリムーバーで氷を落とすのは楽でしたね。

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畑には立派な霜が9時すぎても残っています。


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堰にも氷が張り、水鳥は見かけません。

でも、私の気配を察したのか、
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アオサギ(写真の中段左よりの白い点)が突然飛び立ちました。驚いたのは私の方ですね。


先日、センターのブログで紅梅の写真をアップしたら、内房の工業地帯に勤めている方から「うちの工場の敷地にも梅の木はあるけど、まだ数輪しか咲いていない」と言われました。

そんなに内房と外房で違うのかな???
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センターでは、白梅も紅梅もそれなりに咲いています。

ちなみに写真の下側に写っている青いものはネット。ウサギ除けです。イノシシ対策で、電柵を畑の周りに張り巡らせてありますが、ウサギやアライグマは電線のあいだをくぐって侵入してきます。
今はウサギの食害が、それなりにあります。昔からありましたが、奴らもだいぶ学習したようで、ここ数年は増える一方です。ということで、作物によってはネットも必須になりました。

この冬場、来館者はかなり少ない時期です。その空いている時期を見越してか、今日はミヤコタナゴの保護に携わる行政マンや研究者の方々が、当施設のミヤコタナゴなどをじっくりとご覧になっていかれました。
環境省、千葉県、地元いすみ市をはじめ茨城県の関係者など、など、です。
生き物全般にも知識が広く、「○○は個体変異なのか、ちょっと顔つきが違うね」「アカハライモリは蓋をしていないようですが水槽から逃げ出しませんか」「このメダカは関東型?」などなど。

で、ここでメダカのお話。
2014年のことですが、研究者の方がセンターに来られて「DNA解析のためにメダカの尻尾の試料が欲しい」とのこと。
尻尾をチョコっとはさみで切って、個体はそのまま放流するということなのでOKしました。
その解析結果から、当センターのメダカは、Geographic Variation and Diversity of the Cytochrome b Gene in Japanese Wild
Populations of Medaka, Oryzias latipes ,Zoological Science, 20(10):1279-1291. 2003. の文献に示されるB11型ということだそうでした。サンプリングした11固体すべてが同じ型なので、ヒメダカとか雑種や他の地域の個体は混じっていないという結論になりました。東日本に多い、言ってしまえば標準型のメダカです。
もっとも、当センターの水路は人工的に作られたものなので、開園後にメダカを地元から移入したものですけれど。
メダカについては、全国農村教育協会から出版されている「水辺の生き物」(2013)というハンドブックでの解説が分かりやすいかもしれんせんね。

センターの水路では、まだまだメダカたちは冬眠しているようです。
水温が上がり、めだかの学校を見ることができるように、早くなってほしいですね。






by isumi-sato | 2018-02-09 17:10 | いきもの

まだまだ寒いですね。

2月6日(火)、早いものでもう2月も6日が過ぎようとしています。
今朝の最低気温はー1.6℃、9時の気温でも1℃にはなっていません。出勤時に車の窓ガラス6枚、リムーバーで氷を落とすところからなので、いつもより時間がかかります。

それに、なにやら北陸地方では雪がすごいとか。朝、石川県にいる義姉から妻にLINEが入り、「今年二度目の出勤断念」といって写真が送られてきました。1m位の門柱の半分が雪に埋もれています。これじゃ、除雪車が家の前の雪をどかしてくれないと・・と話していました。

一方、当地域も寒いことは寒い。
11時近くでも日陰にある蓮田水面は凍り付いているし、ヨシ原の湿地も凍っていいました。

そんな午前中、春を感じさせるものもいくつか。

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ネコヤナギの芽がずいぶんと大きくなり、フカフカと気持ちよさげな雰囲気が。


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こちらの景色は見たくない人も多そうですが、もう飛び始めているかもしれませんね。


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紅梅も今が盛りと、青空に映えます。


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堰にはあいかわらず水鳥がたくさんいます。
でも、人の気配を察すると・・・

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一斉にほかの場所へ移動。なかなか、レンズに収まってくれませんね。



今年はまだ雪が降るでしょうか。
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1月の最初の雪で折れた枝。まだ雪が降るだろうと、まとめての処理を予定しているのですが、本音を言えばもう降ってほしくないですね。
中旬には片付けるかな。

まだまだ寒い日が続きそうです。
金曜日までは最高気温が10℃に届かない予報。
10日の土曜は雨の予報も出ていますが最低気温は2℃くらいなので、もしかしたら・・・雪化粧をするかも。

早く暖かくなってほしいですね。




by isumi-sato | 2018-02-06 17:15 | いきもの

コガモ、整列!!

1月31日、快晴のち曇。午前九時の気温は3.7℃、今朝の最低気温は-1.5℃でした。
日中の最高気温は9.7℃と、10℃を下回りました。明日の夕方には雨が降り、あさっての明け方には雪が降るという予報も出ています。気象会社によって雨か、雪かの見解が異なっているようです。




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いすみでは今日は、明け方になって細かな雪が少しちらついたようです。
万木堰の凍った水面の上にも白いものが見えています。



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中庭のモグラ塚の上も白いものが見えました。
まだまだ、冬本番ですね。



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8時半前の朝の堰にはカモたちは少なかったようですが、午後巡回に出かけると400、500羽のコガモたちが水面を埋めています。今年一番の水鳥の数です。たくさんやってきています。


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堰の東の奥と、西の端の方の2カ所に分かれて群れています。
28日の鳥の観察会の時には、堰には50~100程度の数で、夷隅川にたくさんの数が確認できました。また、周囲の堰では所によっては狩猟期間で鉄砲を撃っているところもあるようだと、ききました。コガモたちはあちらこちらと、暮らしやすい場所を求めて移動を繰り返しているようです。水面に浮かんでいる姿を見るとゆっくりしているように見えますが、安心な場所を探して注意を払い、ひんぱんに移動し、そうそう気分はのんびりしていられないようですね。




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コガモの特徴は、オスは茶色の頭部に緑の帯と、お尻の横に黄色い三角模様が見えることです。肩羽の外側が白いため、体の中央に白い水平の線が見えます。くちばし、アシは黒です。メスは地味な模様をしています。オスはピリピリと笛のような声、メスはクェークェーとカルガモよりも高い声で鳴きます。




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オスの頭、緑の帯の縁の白い線も、はっきりと見えるものと、はっきり見えにくいものがあるようです。微妙な個体差なのかもしれません。



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西奥の一団を見ると、きれいに一列に並んでいるコガモたちが見えました。
なんだろうと、ズームしてみると、、。




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氷の上で、休憩していました。毛づくろいしている姿も見えます。




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また、メスたちは倒木の上にとまって、きれいに一列に整列しています。
メスだけで集まっているのですね。




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雑木林端の紅梅は、全体がうすく赤っぽく見えるほど花を咲かせています。




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堰手前、畑の白梅は、かなり白い蕾を用意し始めました。



ご来館お待ちしております。


by isumi-sato | 2018-01-31 17:39 | いきもの

寒い日ですが、トウキヨウサンショウウオ卵のう初見


1月26日、快晴。午前九時の気温は2.1℃、今朝の最低気温は-4.1℃でした。
きのうの最高気温は4.4℃、今日の最高気温は5.4℃です。シベリアから強い寒気が南下して来ています。関東各地ことし一番のマイナスの最低気温が更新されています。さすがに寒い!!



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隣地に植えてあるウメの木には、すでに花が咲いています。
しかし向こうに写っている建物北向きの屋根と玄関前には、まだ白い雪が解けずに残っています。



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すこし暖か気な、日なたの白梅の花をご覧ください。
風が当たらなければ、ひなたでは太陽の力で暖かさを少し感じられます。



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いたる所に氷が見えます。
さすがにいつも水が流れているまん中の水路は凍っていませんが、ハス田は凍っています。



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ハスの実のぬけがら(花床)も氷漬けになっています。



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逆光でのハス田、氷の写真。




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田んぼの中、水たまりも氷になっています。朝、青空には猛禽が飛んでいる姿がよく見られます。主にノスリ、トビ。時にオオタカ、ハイタカのようです。今までは山の樹林の中からあまり出てこなかった野鳥がいます。一月の最後も近づくころになり、午後になるとツグミが降りてきて田んぼの中で食べ物を探すようになりました。



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万木堰は半分以上の水面が凍っています。
この写真正面奥には、野鳥たちがたくさん戻ってきました。




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午後の日当たりが良いためか、凍っていない東奥水面には主にコガモたちが百羽以上休んでいます。反対の西側にもコガモたちの一群がもどってきています。




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湿性生態園へと出かけると、ヤナギ水没林はヤナギ氷没林となって姿を現わしました。




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手すり日陰の部分だけデッキ板の上に雪が残っています。きのう取り上げた中庭のベンチと同じですね。





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湿性生態園山すその水路は一日中日が当たりませんが、凍っていませんでした。
そろそろかなと、探してみます。




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水がしみ出しているところに、トウキヨウサンショウウオの卵のうを発見しました。今年初めての産卵された卵のうを見つけることができました。
この寒い中、えさも少ない時期にいち早くの産卵です。水の枯れない場所を選んでいます。大したものですね。
これからいろいろな止水域で、産卵が始まると思われます。




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日陰の反対側、林道沿い日なたのクワの枝では、モズがふくらんでいました。メスのようです。
ふくらモズですね。林道沿い、木の枝の中をメジロの群れが鳴きながら、飛んで停まって忙しく通り過ぎていきます。




生きものの気配いろいろ増えてきたようです。ご来館お待ちしております。



by isumi-sato | 2018-01-26 16:55 | いきもの

すかし俵 / 野鳥たち

12月20日、晴れ。午前九時の気温は5.0℃、今朝の最低気温は-2.1℃でした。
冷え込みました。その分、朝の空気は澄んでいます。




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朝日の中で、ウメの花がみられました。
早くも咲き始めている木が駐車場の隣地にありました。



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クリの木のバックに青空が広がっています。
クリの枝になにやら怪しいものがついていました。
なにかの繭かと思い、調べてみました。
どうやらクスサンという大きな蛾の繭のようです。クリ、コナラ、サクラ類、ナシ、ケヤキ、はてにはイチョウにまで付いて葉を食べるようです。
6月後半に幼虫の食欲が旺盛で、木が丸坊主になってしまうことがあるといいます。
このシースルーの繭、北風が吹く冬には寒そうですが「すかし俵」と呼ばれるそうです。特徴的なシースルーでいろいろな樹木につくようですので、みなさんも身のまわりで探してみてください。




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ハス田のデッキには、カワセミがいました。光るような青色の羽が動きます。
写真ではまん中に、小さく写っています。冬は、毎日のように朝やってきているようです。20~30m離れたところで見つけて、静かに撮影しなければいけません。少し近づくと、すぐに水面から離れて一直線に飛んで行ってしまいます。



カメラのズームを合わせていると、早くも移動してえさを探しているようです。別の場所に移動してしまっています。




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カワセミを探してカメラをのぞくと、思いのほか大きな鳥がいて、びっくり。
アオサギがやはり、ハス田の中にいるエサを探していました。
アオサギも毎日やってきては、えさを探しているようすです。
寒いせいなのか、首をずいぶんと縮めています。




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枯れたハスの茎の向こうにいるカワセミ。なかなかピントが合わず、今日のところは、証拠写真ということでごかんべんを。




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ハス田デッキから水路沿いにチョコマカ動き回っている鳥がいました。
セグロセキレイでした。水路護岸の石の上から水路をのぞきこんでいます。




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ハス田デッキの上に戻って、ひなたで毛づくろいをしています。





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歩いている時は細身ですが、毛づくろいの時は毛をふくらませて暖かそうに見えます。同じ鳥でもいろいろな姿を観察できます。




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山から里に下りてきて、冬に見られる野鳥もいろいろといます。はじめのうちは鳴き声ばかりでなかなか姿を現わしてくれないようです。斜面の上のほうにツグミがいました。フジヅルがからまったハゼノキの枝にとまっています。ハゼの実をつついているのでしょうか。




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林道を歩くと、ヒッヒッという鳴き声が上の方から聞こえてきました。
こちらもハゼの実をつついているようすでした。ジョウビタキのメスです。
もうひと月もたちと、少し慣れてくるのか、森の中に食べ物が少なくなって来るためか、畑のウメの木の上などから作業中の人間をながめて、ジヨウビタキがよく現れるようになります。





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万木堰の水鳥たちは、今日は数がぐっと少なくなりました。丘陵を超えて別の水面のある川か堰などへと移動したもようです。写真に写っているのは、団体行動せずに残っている水鳥です。ここの堰に定住している鳥なのか。どこの世界にも団体行動を好まないやつはいるようです。






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人の姿を見て、神経質なカワウが堰の反対側へと飛び立って行きました。
写真を見ると水面から少し離れたところを羽ばたいているようですが、





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羽ばたき下ろしたところの羽の位置を見ると、水面ギリギリを飛んでいるようです




冬は、山から下りてきた野鳥たちの種類が増えてたくさんの鳥たちを観察しやすい
季節です。当センターでも、1月、2月に里山の鳥の観察、水辺の鳥の観察と観察会を予定しています。ご参加お待ちしております。



by isumi-sato | 2017-12-20 17:12 | いきもの

やれやれ、です

12月8日(金)今朝の最低気温は0.5℃、9時の気温は3.9℃でした。
13時を回ったころから小雨も降りだしました。夜半には雪が降るかも、といった予報も出ています。

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朝、センター南側の雑木林方向のようすです。
落葉樹は葉もかなり落ち、ススキやオギの穂もほとんど散ってしまいました。
いよいよ冬景色に向かっています。空もどんより曇って、寒々しい感じですね。


さて、今日は日本における太平洋戦争(≒WW2)の開戦日ですね。
特段の関連はないのですが、センターでも戦争になりつつあります。
相手は・・・

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もうお分かりですね。イノちゃんです。水路脇を荒らしています。
先日も荒らされ、砂を撒いて整地したばかりだというのに・・・


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掘りなおした溝も見事に壊されました。


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立派な足跡。足跡から察するに1頭のようです。
先日はセンター東側にお住まいのご近所さんが、「センター東側の斜面を降りてきた7頭子連が、水路を飛び越えおたくの雑木林方向に歩いて行ったよ」と。
あらら・・そんなに。


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もう一度溝を掘りなおし、砂を撒いて整地しなおしました。
こんな作業をくりかえしてばかりいると、ほかの作業予定にも影響が及んできます。
かといって放置しておくわけにもいかず、頭の痛い問題です。頻繁になればなるほど「戦争状態」というわけです。

でも、なぜラッセル痕が残るのでしょう。
よく聞くのは「ミミズを食べるために掘り返している」ということ。
ネットで検索すると、やはりミミズを食している、と書かれています。
一方、井上雅央氏の著書「女性がやればずんずん進む決定版!獣害対策」では、単に遊んでいるだけ、イノシシはミミズを食べない、ということが書かれています。
ほかにもネットで、イノシシにエサとしてミミズを与えてもほとんど食べない、という主旨が書かれているサイトもありました。

イノシシは雑食性。ヨシやハスの地下茎のほか、ヘビも食べている可能性があります。
地元の農家のお話では、「畔にマムシが顔を出していたので驚いたが、よく見ると頭だけで胴体がなかった。イノシシが食ったんだろう」という話を何回か聞きました。ほかにも、最近イノシシが多く出るようになってマムシが減った、という話を何年も前に聞いた記憶があります。

雑食性は確かでしょうが、あのラッセルは地下茎を食べているのか、ミミズを食べているのか・・・??カメラトラップを仕掛けてもそこまではわからず、最近ではそのカメラも全滅。ぜひ確かめてみたいですね。

しかし、今年は今までになく秋からの活動が活発です。要は個体数が増えたのと、山にエサがない、ということでしょう。
なぜ増えるのか。イノシシの天敵がいないからでしょうね。個体数を調整する役目を持つ狩猟者が減少しているためでしょう。ジビエ料理がもてはやされても、供給が追い付かない。
その昔は食物連鎖で肉食の大型獣(たとえばオオカミ)が調整役だったのでしょうが、それを望むのは現代では厳しいか。


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上の図は環境省の「全国のニホンジカ及びイノシシの生息分布拡大状況調査」(2014年3月報道発表資料)にあった図です。2007年には「動物分類群別 分布図 - 生物多様性センター」にも分布図がありますので比較してみてください。
増えていることがよくわかります。

人と野生動物との共存、難しい問題ですがその方法の答えを出さなければいけないのだ、と感じるこの頃です。



一方、整地が終わったあとは工作です。
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竹を使って何をしているのでしょうか?


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答え。ちょっとした棚ですね。
以前作成してあったものが、グラグラになったので足を付け替えました。

ちょっとした道具や柄物の整理、それに濡れた長靴などを干すときなどにも利用しています。
天気が悪い日は、こんなこともしているのですよ。


イノシのラッセル痕、園内にはあちこちで観察できますよ。どんなものか見てみたい方はぜひおいでください。


by isumi-sato | 2017-12-08 16:51 | いきもの

スイセンが咲きました / イノシシ活躍

11月30日、曇のち小雨。午前九時の気温は13.1℃、今朝の最低気温は8.9℃でした。
きのうは10月並みの暖かさで、最高気温が21℃ありました。今朝は、低い雲が立ち込め、今にも雨粒が落ちてきそうな空模様です。予報通り、気温が下がってきています。




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昨日の暖かさのためか、ついにスイセンが花を開きました。
例年は12月中旬以降だったと思いますが、、。




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万木堰まわりの樹木の葉の色が色とりどりになりました。




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水面には、たくさんの数の水鳥が浮かんでいます。ここ数年でもっとも多い水鳥の数ではないかと思います。マガモが最も多く、カルガモ、ホシハジロ、カイツブリ、カワウなどがいました。ざっと数えて二百羽以上の数です。




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ホシハジロは器用に、首を体に潜り込ませたまま前に進んでいきます。




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イノシシが元気に活躍を続けています。隣接丘陵斜面から駆け下りてきて水路をひとっ跳び、けもの道がはっきりついてしまいました。電気柵が終わっている部分から入り、雑木林からディキャンプ場、たんぼの畦、昆虫広場、園路沿いいたる所に掘り返した跡がついています。さらに対策を考えないと、、。





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湿性生態園にも新しい掘り跡がありました。
11月10日の掘り跡をさらに拡大しています。






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ワレモコウの花がドライフラワーのようになりました。
いよいよ明日から12月ですね。
ご来館お待ちしております。


by isumi-sato | 2017-11-30 16:41 | いきもの

九月も最後、秋らしいものがたくさん


9月30日、曇のち晴れ。午前九時の気温は21.1℃、今朝の最低気温は15.0℃でした。
最高気温は24.3℃と、日中は暖かくなりました。



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大雨の後、堰の水位は、少し下がりましたが今日も余水ばきから排水路へと水が流れ続けています。
ホタルの水路では、生きものたちにはちょうどよいくらいの水が流れ続けています。
センター建物床で先日水が侵入した箇所は、水けをふいて扇風機で風を送り続けて乾かしています。



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湿性生態園のデッキ下は、すぐに水面です。
このデッキにコケがついています。雰囲気は悪くはないのですが、コケをとってみるとデッキ板は傷んでいることがわかりました。




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そこで今日は、このコケの除去を行いました。
乾いてくれて板が長持ちしてくれるとよいのですが、、。




湿性生態園では、いろいろな花が咲き始めています。

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アキノウナギツカミも拡大してみると、大変かわいらしい花です。







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白い小さな花も目立ち始めました。ヨメナです。






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オオオナモミの実も大きく育ってきました。その特徴、先端のトゲが少し内側に曲がってきています。





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湿性生態園少し先の林道沿いでは、先日紹介したホトトギスがいよいよ複数開花をはじめています。







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ホテイチク林では、非常にたくさんのオオアオイトトンボたちが連結して飛び交っている姿に出会うことができました。100以上、全体では200から300いるかもしれません。
木に産卵するといいます。春に孵化して水の中に入るとか。おもしろいですね。



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堰の手すりには、赤トンボたちが見られます。ノシメトンボが赤くなったトンボが最も多くみられるのですが、ナツアカネかアキアカネも見られました(この写真では断定できませんね)。アキアカネは、暑い夏の間は気温の低い高山で避暑生活をして、涼しくなった秋に里へと下りてきて産卵します。





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林道では、アケビの実がたくさん落ち始めました。
頭上の実は、まだ割れているものは見当たりません。



散策によい季節となりました。
ご来館お待ちしております。


by isumi-sato | 2017-09-30 18:02 | いきもの