今日は、朝からとても暖かい日でした。
9時の気温15.0℃、最低気温1.5℃。
センター周辺の巡回をしていると、暖かいを通り越して暑く、ちょっと汗をかいてしまいました。
こうも気温が上がると、生き物たちも活動を始めます。
センターで展示しているタガメも、12月の頃からじっと動かなかったのですが今日久方振りに泳いでいる姿を見ました。
準備運動するみたいに、しきりに前肢を伸ばしたり縮めたりしていました。
他にも、湿性生態園では、冬を成虫のまま越える昆虫に出会えました。
ホソミオツネントンボ。
成虫のまま冬を越すから「越年(おつねん)」と呼ばれるそうで、冬の遅くまでと春真っ先に見られるトンボです。
今日の暖かさに誘われてか、ふわふわと飛んでいるところに遭遇しました。
続いて…
ムラサキシジミ。
翅を開いたところは撮影できなかったのですが、翅を開くときれいなむらさき色です。
よく見ると翅の先がぼろぼろです。
厳しい冬を乗り越えてきた証ですね。
木道の上で日をじっくりと浴びていました。
紅梅を追いかけて、白梅も咲き始めました。
紅梅とはまた違った甘い香りが漂います。
そして、木のそばにいると忙しない翅音が聞こえます。
せっせと花粉を集めていたアブの仲間(ホソヒラタアブ?)たちです。
ハチも混じってたかもしれませんが、アブのほうが目立ってました。
昆虫たちが活動し始めると、本格的に春の兆しが…なんて思ってしまいますが、天気予報では明日からお天気は下り坂になって、寒さもぶり返すそうですね。
今日起きた昆虫たちは大丈夫なのかしら?と少々心配になってしまいます。