6月16日、快晴。午前9時の気温は24.4℃、今朝の最低気温は17.2℃でした。
きのうの雨風はおさまって、雲一つない青空がひろがりました。朝から強い風が吹いています。
今回の降水量は、54mmでした。きのうの昼間にとても強い雨が降る時間帯がありましたが、降水量は前回の雨よりも少ない量を記録しました。
朝から気温が上がっていることもあり、オオヨシキリ、ウグイス、ヒヨドリ、ホトトギスら野鳥の声がたくさん聞こえてきます。今日の最高気温は、27.3℃になりました。
万木堰の水位も上がって、オーバーフローの土管は約8割が水の下になりました。
湿性生態園では、オギが伸びています。昨年までは聞こえなかったオオヨシキリの声が今年は元気に聞こえてきます。ここでの姿は今日は撮影はできませんでした。
ヤナギ林のデッキ下の水位も上がっています。
なお、水没ヤナギ林部分のデッキ床板の一部が傷んで穴が開いてきました。
補強用の板を置く予定ですが、踏み抜き防止のため現在一部通行止めとさせていただいております。今しばらくご迷惑をおかけします。
湿性生態園往復の林道でも、いろいろ発見があります。
白くて清楚な感じのする花、ドクダミの花がたくさん広がっています。
日かげを好む野草ですが、独特の香りがあります。
皮膚など薬用に使われたり、健康茶にもなります。
アップで見ると、意外ときれい。おもしろい形です。花に見えるのは総苞葉で、花びら(花被)のない植物です。小さな花が集まって花穂になっています。細かな種ができるようですが、まだ観察してみたことがありませんので今年はチャレンジしてみようと思います。。
林縁の樹木にからんでいるのは、つる植物のアカネです。茎が四角で他の植物などにひっかかるために下向きのとげがついています。根が染色の材料になります。
上を見ると、クリに花が咲いています。そこに甲虫がいます。ハナムグリの仲間でしょうか。
高いところに、クロガネモチの花も観察できました。
木の枝の中でうるさいくらい鳴き続けている野鳥がいました。ヒヨドリです。
見ると器用にエサをくわえたまま、鳴き続けています。ヒナを外へと誘い出しているのでしょうか?
子育てご苦労さん。空中を飛ぶトンボたちの数も増えています。
ハス田では蕾の数が増えてきました。
ざっと5、6ヵ所観察できました。
今日は、市原からイスミスズカケを観察に来たグループがありました。
地域固有種イスミスズカケはまだまだ蕾がほとんどです。
でも、たくさんの人の目によって、花を咲かせている一株を発見することができました。
ご来館お待ちしております。