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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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冬の樹木、野鳥、そして、、

2月25日、曇。午前九時の気温は7.6℃、今朝の最低気温は1.4℃でした。
今日は北寄りの風が1日中吹いて、午後からの方が風が強く、より寒さを感じるようになりました。
午後2時半過ぎ計測の気温は7.6℃、最高気温も7.6℃と気温は上がらず、再び寒い冬の1日にもどりました。



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田んぼの中に、小さな白い花が咲いています。タネツケバナです。
タネモミの準備をする頃咲く花ですが、まだ少し早いですね。



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万木堰は野鳥の姿が見えず、今日もとても静かです。対岸の樹木、葉を落とした枝が連なる姿に注目してください。何の木かわかるでしょうか?




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これは、11月中旬の写真。黄緑色に変色して葉を落とし始めるころのようすです。
葉を落として枝だけになった樹木は、房総半島いすみ周辺に多いアカメガシワです。
そして左の11月に葉を早く落としている樹木はヤマザクラでした。
冬ならではの樹形をみて楽しむこともできます。




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湿性生態園へ行って卵の増え具合を観察しました。今日も変化なし。増えていませんでした。
今、湿性生態園デッキを歩くと、草刈りで残してある植物の枯れた姿がよく観察できます。




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先端の穂がカールしています。
オギ、ススキ、ヨシがこのようになっています。
この中で茎が平行に立ち上がっているもの、よく見ると節が多く見えるものがオギです。耕作放棄された水田跡に多く生えているのがこのオギです。
一方のススキは、根元から種が生長した証しとして放射状に茎が立ち上がります。
よく見るとススキの方が節の数は少ないようです。
ヨシは穂があまりカールせずにまだ種がついていることが多くあります。


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湿性生態園も最奥部に進むと、落葉した樹木の形が見えます。
この木もさきほどの堰の対岸に連なって見えた樹木です。
初冬の落葉期には、日に当たって黄葉が輝いてみえました。



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枝の先が心なしか少し赤くなってきたように感じました。寒い日が続きますが季節は確実に動いているようです。



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帰り道、林道から畑を見ると、竹竿の先にじっと停まって天を仰ぎ続ける野鳥の姿が見えました。何を考えているのでしょうか? ツグミ君です。




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林道の路肩の地面に降りてきた野鳥がいました。なぁんだ、といわずにシャッターを押しました。首をかしげてエサを探している姿は、愛嬌があります。




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赤茶色のほっぺ、首を伸ばして次のエサをさがしに動き出しました。このヒヨドリ君たちは元気に冬を越して生活していきます。時おり、畑や庭の作物などにも手を出して、なわばりを主張してうるさく鳴くのが玉に傷ですね。
野生の生きものたち、冬は食べ物が少なくてたいへんなのです。





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寒い中でも、春らしいものもあります。一か所、こぼれダネのナノハナが花を咲かせています。
ご来館お待ちしております。






by isumi-sato | 2018-02-25 16:47 | しょくぶつ