千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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野生動物の十字路

2月10日、薄曇り時々晴れ。午前九時の気温は3.6℃、今朝の最低気温は-2.1℃でした。しかし昼間は、予報の通りで空気が暖かくなり、午後二時を過ぎたころには今日の最高気温14.4℃となりました。



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少し気温が温んだ方が、梅の花もしっくり来る気がします。
中庭ベンチの近くのウメの木は、台木に接ぎ木をした木のようで紅白二色の花を咲かせます。センターにある梅は、例年紅梅のほうが先に咲いて、白梅が後から咲きます。写真右端のわずかに白く見えるのがわずかに開いた白梅の花です。




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中庭近くの小水路をのぞくと、ニホンアカガエルの産卵はまだ見かけられません。
止水域のほうでは、水路の端にまだ氷が見られます。
今日明日の暖かさと降水後には、何らかの産卵が見られるのではないかと、少し期待しています。




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午後の日あたりのよい草地には、オオイヌノフグリが早くもいくつも花を咲かせています。




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葉を落としたこの時期に林を見てみると、明るく見通しがききますが、葉のついている夏場とは異なる発見があります。




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ツルがたくさん幹にからまっているのです。人手が入っていなくなった林にはたくさんのつるがからみ、根元からてっぺんにまで到達しています。そしてツルの太さもずいぶんと太くなり、樹木にとってはかなり重いものを背負わされているのがわかります。これほどまで太くなっていると、ツルカゴにもならないくらい、また伐るためにはのこぎりなどが必要になり引っ張るくらいではびくともしないことでしょう。




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さて、湿性生態園の山裾です。そろそろトウキヨウサンショウウオの産卵はないかなとのぞきました。まだひとつふたつです。先日発見した大きな卵のうは、見当たらなくなっていました。おそらくは、アライグマに食べられてしまったようです。





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少しでも食害の防止効果があるのではと毎年行っているのですが、数日前に水たまりの上にネットをかぶせて産卵を待っています。




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そしてこの水路沿いは、少し奥まって人目が届きにくいこともあって、野生動物たちの足跡が道のようにしっかりついています。今日は、改めて見るとこの野生動物たちの小道、交差して十字路を作っているではないですか!! 主には、イノシシ、そしてアライグマ、タヌキなどのようです。
この寒い時期、動物たちは食べ物を求めて夜な夜な右往左往しているようです。
水が凍りつく寒さの中、空腹で歩き回る姿を想像すると、野生で生きていくことの厳しさを改めて思います。




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今日の万木堰には、マガモとコガモがわずかに戻ってきていました。50~60羽くらいです。今年はコガモが敏感で人の姿が近づくとすぐに飛び立ってしまいます。それにつられるのでしょうか、例年見かけるマガモ、ホシハジロ、カルガモたちが見かけられない日が多くなっています。



ご来館お待ちしております。



by isumi-sato | 2018-02-10 16:50 | センターこぼれ話