12月9日、快晴。午前九時の気温は2.1℃、今朝の最低気温は1.4℃でした。
きのうの雨量は、17mmと予報よりも多く雨が降りました。未明から雨が上がり晴れたので、朝は今年一番の冷え込みになったようです。いすみでもフロントガラスが白く凍り、車はすぐには発進できない寒さでした。
朝、空は快晴の青空が広がっています。当センター田んぼでは、降りた霜が太陽の光を浴び、とけて水蒸気があがっています。
水路沿いの草地は霜の白い模様を残していますが、太陽の力で温まり、数分もすると霜の模様は消えていきます。二十四季節では小雪から大雪となり、冬らしい朝の光景が広がる季節になりました。
水路にかかる枕木の橋の上には、縁を霜で白くした落葉がたくさん観察できました。ここではエノキの葉がほとんどです。
畑の作物が植わっているうねの近くでも、白い霜と氷の粒がはっきりと確認できました。畑の作物は寒さに負けず、太陽の光をうけて元気に生長を続けています。写っている作物はカブです。寒い日ほど、太陽のパワーの偉大さを実感させられます。
万木堰の水鳥たちは元気です。水鳥たちなぜか日陰に入っている時間が多いようです。写真で日なたを横切るのは泳いでいる水鳥です。人目を避けると日陰に入ることになるためなのか、または、日なたは暑いのでしょうか。しかし水浴びをしている鳥たちは、日当たりのよい所で羽をバタつかせています。今日はホシハジロの数が十数羽と増えていました。
湿性生態園も谷津に位置するため、午後3時前ころから日が陰り始めてしまいます。
最奥部の樹木、アカメガシワは黄葉を楽しませてくれましたが、今週から完全に落葉してしまいました。今度はその樹形がよくわかります。
ひと月ほど前の同じアカメガシワの黄葉です。天気の良い日には数時間日が当たる場所なので、例年黄色がよく映える位置なのですが、今年は曇りの日の写真で失礼します。
林道沿いの日当たりのよい所では、まだ色づいた多くの黄葉、紅葉、褐色葉、赤い実などが見られます。
アカメガシワ、ハゼノキ、イヌビワ、サルトリイバラ、コナラ、、。
小さなコマのような実をたわわに付けた中木もまだまだ葉をたくさんつけていました。ウツギです。
今日は、日当たりのよい斜面に赤い実をたわわに実らせたフユイチゴが集まって群生している場所を発見しました。二畳ほどの広さがあります。人が食べてもおいしいのに、野鳥や動物たちはまだ手を出していないようです。
ご来館お待ちしております。