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稲穂・わら干し / カラムシにつく幼虫

9月28日、曇ときどき晴れ。午前九時の気温は27.2℃、今朝の最低気温は20.5℃でした。
きのうに続いて日中は30℃近くまで気温が上がって、蒸し暑い九月の下旬です。


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久しぶりにのぞく青空ですが、予報では明日昼すぎから再び雨が降り出すようです。


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雨が続いて、すでに二週間干し続けているモチゴメの稲穂ですが、ここ二、三日の雨上がりでやっと乾いてきました。再び濡らしたくはありません。

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ハサガケから一束おきにおろして、乾いたところに広げて風に当たらせてさらに乾燥させました。わら飾り用に干しているキョウシンも一部おろして、束ねている部分を広げて風を通しました。
三時過ぎには取り込んで、大きな束にまとめて軒下に収納しました。

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一方、半分はずして風通しがよくなったオダカケです。




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水路沿い、畑周辺、湿性生態園には、カラムシが生えています。カラムシは大昔、繊維をとって衣服に仕立てたといいます。そのカラムシ、葉っぱが柏餅のように丸められています。

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よく見ると、葉が食べられて糞がついています。まるめた葉っぱを開いて、その犯人を捜しました。


いくつか開いても空家で、空振りになりました。犯人はひんぱんに移動しているもようです。
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いました。いました。犯人が見つかりました。イラクサ科の植物、カラムシを食草としているようです。

アカタテハの幼虫でしょう。アカタテハの成虫は夏に少なく秋に多くなるようで、冬は成虫で越冬します。
家が食料になるとは、とても便利な暮らしぶりですね。






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すぐ近く、カラムシの上に静かに見守っている生きものが、相も変わらずおりました。
ニホンアマガエルさん。
雨が降り出すと、突然大きな声で鳴きますが、シャイなのか人前ではあまり鳴かないようです。




by isumi-sato | 2016-09-28 17:15 | センターこぼれ話