午前9時、快晴、気温18.8℃、南の風、風力1、湿度72%穏やかな朝となりました。
周囲の山々の木々も薄緑色に変身しています。春の息吹を感じて自然に活気が出てきます。
センターには樹齢20年ほどのソメイヨシノが20本あります。今年はウソの被害にも合わず素晴らしい花見ができました。すでに花の盛りは過ぎましたが、もう2~3日は観賞できると思います。
桜はバラ科サクラ属に分類されています。ソメイヨシのはオオシマザクラとエドヒガンザクラの交配種で、江戸時代の終り頃、江戸の染井村(東京都豊島区駒込)から出たと伝えられています。本州から北海道の南部まで広く分布し、城跡、公園、学校、神社、寺、川沿い、道沿いなどに植えられ、日本人が最も好んでいる花でしょうか。
風にあおられて花吹雪でしたが、写真がうまく撮れませんでした。
地上には花の絨毯のように散り積もっていました。
樹木の新葉が展開してきました。緑色がいろいろです。
コナラ。
クリ。クヌギはまだ。もう少し遅れて葉が出てきます。
ウツギ。
常緑樹ではアラカシ。
葉の先半分にギザギザが見えています。アカガシには、この鋸歯がありません。
山の斜面の微妙に異なるミドリ色を何の木かなと考えながら眺めるのもおもしろいですよ。
湿性生態園では、マルバヤナギの若草色の新緑を観察できるようになってきました。
入口で、キランソウが花を咲かせています。
少し前に話題に取り上げたカメですが、今日はうまい具合に
クサガメとミシシッピアカミミガメが並んでいるところを1枚の写真の中に
納めることができました。上の写真の中に3か所、カメが甲羅干しをしているのが見つかるでしょうか?
一番左と右がクサガメです。背中に三本のキールという線状のでっぱりが特徴です。顔には赤い色は目立ちません。
ミシシッピアカミミガメは、キールはなくて、目の後ろミミのあたりに赤い模様が目立ちます。みなさんも観察して見分けてみてください。双眼鏡でのぞいたり、ズームつきカメラで撮影するとよくわかると思います。
気持ち良い季節です。
自然は心が癒されます。皆さんのお越しをお待ちしています。