1月22日(金)、午前9時の気温-0.2℃、昨日に比べて暖かい一日となりました。
二日前に地層学習を行った同じ学校の違うクラスの児童が23名地層学習に来てくれました。二日前の午前中はだいぶ寒い朝でしたが、今日は風も無く日差しもたっぷり。まずは地質調査用具の説明です。魚沼ハンマーとチゼルハンマー、クリノメーター、そして地図も必要です。
露頭(地層が観察できるところ)に移動して、砂層と泥層の違いを実際に触って違いを体験してもらいました。砂層は「ザラザラ」、泥層は「ツルツル」。何が違うかな?との質問に「粒の大きさ」と皆さん即答していました。素晴らしい!
次にペットボトルに水を入れ、泥を入れ沈み方を観察しました。大きい、重い粒子ほど早く底にたまり、細かな粒子ほど上澄みに残るという事を理解できたかな?
次に風化の構造の一つである「玉ねぎ状風化」(オニオンストラクチャー;風化の形態が玉ねぎの皮をむく時に見られるような、丸みを持った、そして剥がれるように進行している状態)を見ました。実際の玉ねぎを使って説明しました。
次に大根を使って正断層と逆断層の説明をしました。すこし難しかったかな?断層には面があることや、上下だけではなく左右にも動くことが理解できましたか?家に帰って「今日は玉ねぎと大根で地層学習をしたよ」というとお母さん、お父さんは首をかしげてしまいそうですが・・・印象に残ったかな?
次に貝の化石の説明。化石と聞くとみんな顔つきが変わりました。前のめりで見入っていたのが印象的です。
少し小さめでしたが、これが貝の化石です。言われないとわかりませんね。他にも断層、乱堆積層、鍵層の説明をいたしました。
最後は、バスが待っている駐車場でまとめに入りました。皆さん真剣に、おとなしく説明を受けられましたね。地層が少し身近に感じられたでしょうか?
センターでは地層の学習のお手伝いをしています。
ご希望される学校は、時間に余裕をもってご相談ください。