12月23日(水)、午前9時の気温4.5℃、この時期としては暖かい朝です。今日は「米作り6・おかざりを作ろうB」の行事を行いました。今年最後の行事です。
午前9時からと午後1時からの2回の開催です。午前も午後も、定員いっぱいの合わせて31人の参加でした。
これが今日作るお飾り(輪飾り)です。
まずはセンターの中庭に出て、はかま取りを行います。はかま取りとは、ワラの下部の余分な葉を取っていく作業の事。この輪飾りは、一人210本のワラが必要になります。意外に大変な作業なんです。
ワラは固いので、ワラ打ち機で柔らかくしていきます。210本のワラの内、注連縄部分(輪になる部分)75本は全体に柔らかくするのですが、前垂れ部分(輪に通して下に垂れ下がっている部分)135本はワラの下45cmくらいを残して、その上を柔らかくします。三つ編みにする部分20cmくらいだけ柔らかくするのがベスト。本数も多いので神経を使います。
工作室に戻り、ワラを編んでいきます。まずは輪の部分から作成開始です。ワラによりをかけるのも一苦労。反時計回りによりをかけながら時計回りに編んでいくのですが・・・頭が・・・(地方によって違うようです)。それに結構、力が必要です。
輪の部分の太縄が完成。簡単に書いてしまいましたが、ワラを編むのは大変なんです。
次に前垂れの部分を作っていきます。一部が三つ編みになっています。これも結構、難かしい。
三つ編みの部分は、ワラ135本を15本1束にして、9束作ります。そのワラ束を3束づつに分け三つ編みを作っていきます。三つ編みにした縄が3本完成。
そして、先に作っておいた太縄に、三つ編みにした縄3本を差し込んでいきます。
3本通すとこんな感じ。見事です。
輪をつなげて・・・
上の部分を切ると、完成です。
最後に、ウラジロ、橙、ゆずり葉、御幣を配り、取り付け方と飾る日について説明し終了となりました。
「楽しかった」「来年も来ます」「続けてください」と嬉しいお言葉を頂きました。
来年も開催する予定でいます。今年参加できなかった方、楽しみにしていてくださいね。