9月25日、雨。晴が続いた五連休の後は、雨になりました。午前九時の気温は20.2℃、今朝の最低気温は14.2℃でした。九月も下旬になると25度を超える日がなくなりました。
いすみでは、昨夜から雨が降り始めました。
とても過ごしやすい気温になりました。この気温の時に、その人に合った布団をチェックするとよいのだとかという話を聞きました。
館内床のタイルに、バッタが入り込んでいました。
トノサマバッタです。秋の季語にもなっています。
バッタには、緑色型と褐色型の二つがあります。これは緑色型。
総称して赤トンボといわれる、ノシメトンボやナツアカネなどは、オスの方が赤が強く、メスの方は褐色っぽく見えます。何事も、生きものの色についてもそう単純に、一筋縄にはいかないようです。
顔のアップです。複眼がまわりを見やすいように離れてついています。
その近くと眉間の黒い点が単眼で、トンボと同様三つあるようです。
口に触手とも見えるような、「ひげ」と呼ばれる細長い突起があります。
耳は、後ろ足の付け根の上近くにあります。
どうです。なかなかしっかりとした顔立ちです。「大名バッタ」などとも呼ばれる所以でしょうか。
捕まえると足の強いキック力が手を押し返します。館内に入って一日二日過ごしたようなので、少し疲れ気味。中庭へと放してやりました。
気象観測の百葉箱の中、湿球計の水タンクの上には、また例の奴が陣取っていました。
なぜかそこが居心地がよろしいようですね。ニホンアマガエル君。
畑が心配なので、巡回してみました。今日はイノシシは荒しに出でいないようすです。
三日前の荒らされた畑、悲しいものです。
ミニ雑木林の林床にイガイガ、クリのイガが目立つ季節になりました。
実が開けられたようにも見えますが、はたしてイノシシなのか、人なのか?
クリの木を見るとイガがたくさんついています。
ミニ雑木林のクヌギの雨に少し濡れた枝の上にも、奴はいました。
百葉箱の中の室内派よりも少し精悍な顔つきに感じます。林の中で時おり、鳴き声が「グエッグェッグェッ」と聞こえてきます。
畑近くのネムノキは、たくさんのさやをぶら下げて種を充実させている一方、まだ花をも咲かせていました。花は雨に濡れはじめています。
昆虫広場のクズの濡れた葉っぱの上にハギの花の色が鮮やかに感じます。
草木染め体験で使う予定のセイタカアワダチソウの花の蕾が見えてきました。
はたして十月初めに、花が準備できて咲いてくれるでしょうか?