5月14日、晴れ。午前九時の気温は26.6℃、今朝の最低気温は12.5℃でした。
晴れて湿度も低く、乾いた風が吹いて、木陰にいればなかなか気持ちの良い一日でした。
12時の気温は26度を超えて、ニュース天気予報でも熱中症に注意などの呼びかけが行われていました。
が、今日は湿性生態園を4人かがりで草刈りを行う日でした。
湿性生態園ですが、放っておくとオギやセイタカアワダチソウがどんどん大きくなってしまいます。今のうちに第一回の草刈りをしておかないと、後程の草刈りが大変なことになってしまいます。そして乾燥化が進んでしまいます。
水路もマコモが増えすぎると水の流れが悪くなってしまうため、毎年この時期に一度、かなり刈っています。10日程前に刈ったマコモは、すでに再び40cmくらいの高さまで生長しています。
斜面、デッキ沿い、見栄えを考えつつ管理用の通り道とアイランド状に残す部分のまわりを刈りこんでいきました。
一息ついて木陰に入ると、心地よい乾いた風が通り抜けていきました。
水路の際では、なんだなんだと、ニホンアカガエルも草むらから顔をのぞかせていました。
空を見上げると、小さな白いワタのようなものが次々に流れていきます。
柳のワタが飛ぶ季節になったようです。
これを柳恕(りゅうじょ)と呼びます。柳の熟した実から綿毛をもった種子が飛び散るさま(広辞苑)です。 これは、なかなか写真にならない光景です。かろうじて動画で様子が伝わるかどうかで、やはり現物をご覧になることが一番です。
湿性生態園ヤナギ林(マルバヤナギ)の水面には、白い綿毛がたくさん落ちています。
柳の実を観察すると
細かな実が
やがて開いて
種子がワタを伴って風に乗って運ばれていく様子が想像できるでしょうか。
これから数日の間は、たくさんの実が熟して、綿毛の種子が飛び交うことでしょう。
ハス田のハスの葉が生長を続けて、ついに立ち上がり始めています。
ミニ雑木林の中の低木が、小さな白い花をたくさん付け始めました。秋になるとたくさんの赤い実をぶら下げる植物です。何の木かわかるでしょうか?