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万木城の歴史と里山の自然観察

4月12日、久しぶりに晴れて暖かくなりました。本日は今年度になって第一回目行事、「万木城の歴史と里山の自然観察会」を行いました。
長い雨が続きましたが、きょうは晴れて観察会にはとても良い天気になりました。
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まずはコースの概略を説明。

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次にセンター内の解説施設を使ってタンポポの説明を行いました。
タンポポにも種類が大きくは2種類あります。


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ガクのように見える総苞片(そうほうへん)が下に垂れているのがセイヨウタンポポ(ご存じこれは、外来種)。


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垂れていないのがカントウタンポポ(在来種)です。知っていましたか?
ここはカントウタンポポの群落です。さすがにセンター周辺でも群落で見ることができるポイントは少ないのです。こういう群落に出会ってとてもうれしくなってしまうのは、私だけでしょうか?


里山を歩いていると色々な発見があります。
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これはマムシグサ。


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こちらはウラシマソウです。
少し似ています。花のように見えるのは、仏炎苞(ぶつえんほう)といいます。ウラシマソウはこの花のように見える部分が葉よりも下の方にあって、釣糸のように長い「ひも」が伸びています。浦島太郎の釣糸を連想してその名前がついています。

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万木城祉公園で昼食となりました。
万木城を眺めながらの昼食は、天気も良く格別でした。

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午後一番で、万木城展望台にのぼり万木城の歴史を教わりました。戦国時代の山城の歴史物語です。
下の米蔵の址らしきところでは、400年前の焼き米を発見できました。

薪炭林の自然観察や山城の仕掛けの跡を見つつ、里山の尾根歩きをしました。

そして海雄寺に到着。
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寝釈迦様を見学させていただきました。普段は中に入ることはできないのですが、今日は特別に開けていただき、じっくりと拝観できました。

新しい発見ばかりの一日でした。
皆さんの今日の歩数は、一万歩を少し超えました。
お疲れ様でした。
by isumi-sato | 2015-04-12 17:27 | 行事報告