昨日から冬に逆戻り、朝から冷たい北風が吹いて肌寒い一日でした。
今にも咲きそうな花のつぼみたちも驚いていることでしょう。
林道を歩いていると、新芽が顔をのぞかせている枝がありました。
よく見ると、中央にはつぼみもあります。
モミジイチゴです。
モミジの様な葉のイチゴなので、モミジイチゴ。
5月頃に黄色い果実が実り、キイチゴの中では食味が良いとか・・・(写真は2010年のもの)。
鈴なりに実りますがみんな大好きなので、熟すまで待とうなんて思っている間に昆虫や鳥たちが食べてしまいます。
今年は誰が一番乗りかな?
春、1、2を争う様に咲く木本の花に、キブシがあります。
林道にはキブシの樹が多くあるのですが、日当たりの良い場所のつぼみは薄っすら花びらの黄色い色が見えてきました。
まるでかんざしの飾りのように垂れ下がる花は、大層可憐です。
例年ですと3月中には開花しているので、そろそろ花を観賞できることでしょう。
草本では、先日紹介したタチツボスミレがその後、着々と花の数を増やしています。
一部では、群落で花を咲かせています。
林道の斜面、日当たりの良い場所を探してみると、すみれ色の花が咲いていますよ。
湿性生態園では、この所続く雨で木製デッキギリギリまで水が溜まっています。
今年は1月~3月に定期的に雨が降り、湿性生態園が常に潤っています。
ここには、ニホンアカガエルやトウキョウサンショウウオが産卵するので、潤っていることは良いことです。
ただし、人にとっては大層歩き辛い環境になっております。
明日湿性生態園で観察会を行いますが、うーん・・・小さいお子さんが転ばない事を祈っています。
明日参加される方は長靴と雨具(雨予報が出ています)を必ずお持ちくださいね~。