今季は、職員達が例年より更に熱心に木の剪定を行っています。
今日は、林道沿いにあるカナメモチの枝を剪定しました。
センターの畑の側の木で、だいぶ枝が林道側に張り出していました。
また、すぐ下に側溝があるのですが、その泥上げ等も張り出した枝に遮られていたので、思い切って剪定。
いつの間にかこんなに大きくなったんだ・・・と、思い返してもピンとこなかったのですが、並んで生えるソメイヨシノの枝に頭がぶつかっているので、どちらかを切りつめた方が良いのかもしれません。
作業が行われてるすぐそばでは、今日の陽気に小さな花がたくさんさいていました。
まるでオオイヌノフグリを小さくしたような花です。
オオイヌノフグリは、大きいから「オオ」がついているので、これは「オオ」つかない「イヌノフグリ」かと思いたくなるのですが、残念ながら違う植物です。
フラサバソウという名前です。
オオイヌノフグリと並んで咲いている物があったので、大きさの比較をしてみるとこれだけ違います。
花の大きさ以外にも、写真でも分かる様に全体に毛が生えているという特徴があります。
ちなみに、フラサバという名前は、フランスの植物学者であるフランシェとサバティエの名前を組み合わせたものらしいのですが、なんで組み合わせちゃったんでしょうね。
フランシェとサバティエと聞いたら、急に異国感が出てきますが、そのものずばりヨーロッパ原産の外来種です。
オオイヌノフグリも同じくヨーロッパ原産で、在来種のイヌノフグリはかつては普通に見られる雑草扱いだったそうですが、今ではとても少なくなってしまいました。
畑の白梅も花が増え、良い香りがしています。
今日は日中暖かったこともあり、ニホンミツバチが花に来ていました。
そんな梅の木のまわり、地面をよく見てみると、たくさんの落し物があります。
ノウサギのフンです。
サイズ様々、あちこちにあります。
写真のようにだいぶ乾燥した物から、あれ?これは今日というか、ちょっと前にしたものでは・・・という状態のものまで様々ありました。
畑にノウサギがやってくることは把握していますが、何頭生息しているのかは分かりません。
同じ個体なのか、何頭も畑を通っているのか・・・フンを見つめながら、思いを馳せます。
今の時期草が枯れ地面がよく見えるので、昆虫広場や畑周辺の草むらを歩く際足元にも注目して歩いてみて下さい。
人が生活しているこんなに近い場所で、野生動物(ノウサギ)も生活しているという痕跡を見つけられますよ。
日中は南風も吹いて余程心地よかったのか、越冬昆虫も日向ぼっこをしていました。
ツチイナゴです。
何度か紹介していますが、成虫で冬を越す昆虫達も天気が良い日は日光浴をしていることがあります。
人が外ですごしやすい陽気の日に、「この場所はぽかぽかして気持ちがいいな~」という場所を探してみると、彼らも日向ぼっこをしているかもしれませんよ。