今日は風の強い一日でした。
朝9時の観測では風速6mの強い北風が吹き、気温は1℃あったのですがそれ以上に寒く感じました。
朝から風がいつかおさまるかと待っていたのですが、午後になっても風は止まず、仕方が無いので風の中巡回に向かいました。
風に煽られてヨロヨロしながら、何か明るい話題は無いものかと歩いていると、春の訪れを感じるものを見つけました。
フキノトウ・・・フキの花茎のつぼみですね。
ずいぶん早いお出ましです。
センターには、いわゆる「野ブキ」と呼ばれる野生種と、栽培品種のフキが混在しています(始まりが農地なので育てていたのだと思います)。
写真のフキノトウは、つぼみも大きく時期が早いので、栽培品種の物だと思います。
どちらのフキノトウにせよ、寒風吹きすさぶ中、足元にひょっこり顔をのぞかせているフキノトウを見つけると、少し暖かくなった気になります。
林道を歩いていると、強い風に煽られながら一瞬飛び上がった昆虫がいました。
直ぐに、地面に落ちてモゾモゾ落ち葉の中に隠れようとしていましたが、さて、どこにその昆虫が居るのか下の写真で分かりますか?
隠れもせず、堂々中央にいますよ。
木の枝に乗っている茶色い落ち葉みたいなやつ、それが飛びあがった昆虫、ガです。
翅を開いてとまってくれなかったので分かり辛いのですが、多分アケビコノハというガです。
「アケビの葉を食べる木の葉みたいな蛾」という名づけなのでしょう。
10月頃成虫になり、そのまま越冬して春に産卵します。
こんな風の強い日に何をしていたのか・・・太陽は出ていたからうっかり外に出てきちゃったのかな?
撮影中もモゾモゾ移動しながら、落ち葉の陰に隠れて行きました。
アケビコノハを観察していると、頭上で「ギィーギィー」と声が聞こえてきました。
コゲラです。
日本に棲息するキツツキの中では最小の大きさで、スズメと同じくらいの大きさだそうです。
時折コッコッコッとクチバシで木を強く連続して叩いて音を出す、ドラミングという行動をしていました。
観察していると、2羽いたコゲラは木から木への移動はもちろん飛ぶのですが、1本の木の中での移動は歩いて行うことも多く、木の幹を器用に登ったり下りたりしていました。
特に、スギは真っ直ぐ伸びているので、コゲラがスーッと登って行く様が観察できてなかなか面白いですよ。
午後、ちょっと用事があってトンボの沼に立ち寄ったので、最近のトンボの沼の状況をご紹介。
1月9日に木製デッキを工事しているようだという話題がありましたが(
こちら)、これは木製デッキの工事では無く、トンボの沼のスイレン除去の工事だったのですね。
その時は気づきませんでした・・・今日はユンボが有ったのでアレ?っと思いまして、認識しました。
木製デッキもガッタガッタなので、当然のように張り替えだと思っておりました。
作業のおかげで、なんだか水面が澄んだ様な気がします。
枯れたスイレンや、泥が浮いて浮島になってしまった部分が取り除かれれば、水鳥たちもすごし易くなりそうですね。