やや暖かった昨日とは変わり、冷え込んだ朝でした。
最低気温は、-4.0℃、9時の気温も-0.5℃と身震いするような始まりでした。
今日は、トラクターをお借りして田んぼの荒起しを行いました。
荒起しをすることにより、稲刈り後残っていた稲を腐りやすくする効果があります。
稲の根や葉が腐らずに残っていると田植えをしたころに腐り、ガスを発生させ、稲の苗の活着を悪くしてしまうそうです。
他にも土が天地返しされることで、田植後の雑草が少なくなったり(地中の種などが表に出されるため)、土を砕くことで水や肥料を蓄える力が強くなったりする効果があります。
朝一で作業を始めたので、田んぼも凍っていました。
それでもトラクターがあるので、問題なく作業できました。
「耕運機でやったら一日作業だった・・・」と、スタッフがもらしていましたが、作業は2時間程で終わってしまいました。
写真を見て頂けると、畦に沿って耕運していないのがお分かり頂けると思います。
これは、今年度のクロ塗りは機械で行う予定なので残したそうです。
機械で土を練りながら畦に押し付けていくのですが、その時土が柔らかいとあまり良くないそうなので、そのままにしたそうです。
荒起しは秋に行った方が気温(地温も)高いので、効果がより出るそうですが、トラクターを借りる都合今日になりました。
まだ田も凍る時期ですが、稲作の準備は始まっています。
一方、畑では梅の木の剪定が行われました。
畑には梅の木が有りますが、毎年まめに剪定をしていないため、かなり自由奔放に伸びていました。
それを見かねたスタッフが、「今年は大々的に行う!」と、こちらも朝から剪定を始めました。
剪定の素人から見ると、「そっ、そんなに伐るの?」と、ドキドキしてしまう程思い切り伐りました。
毎日のようにセンターの梅の木を見ていると、これが普通と思っていましたが、実は相当枝が込み入っていたようです。
風通しが悪くなると、病害虫の発生原因にもなりますから、公園の木としては整えてあげないといけないようです。
まだ未剪定の木も有りますが、そちらも追々整えていきます。
作業前、作業後を見ると、まるで別の木のように見える変身っぷりですよ。
そして紅梅を伐っているのを見て気が付いたのですが、紅梅は花の色だけではなく材も赤いようです。
材というより、樹皮なのでしょうか。
伐っている際出る木くずも鮮やかな赤色でした。
自分で木を伐ることが滅多に無いので知りませんでした。
これだけ鮮やかな色だと草木染にも使えそうだと、何かの機会に今回の紅梅を使って草木染を行ってみようかな?と、考えています。