本日、行事「トンボの沼のトンボを見に行こう」を開催いたしました。
小人2名、大人7名、計9名の参加がありました。
センターであいさつをしてから、トンボの沼に移動しました。
昨日の暑さが嘘の様に、曇り空で暑からずすごし易い天気でした。
観察小屋の前でトンボの沼の話や、トンボの捕まえ方の話をしてからトンボ採集に出かけました。
今日のトンボの沼周辺では、お天気が気に入らないのか、沼の近くではトンボが少な目に感じました。
水辺すぐ近くには、イトトンボ(アジア、アオモンイトトンボ)の姿が観察できました。
捕虫網を持って子どもも大人もトンボを追いかけます。
木製デッキを渡りきった広場に来ると、シオカラトンボやコシアキトンボの数が増えましたので、皆で追いかけました。
シオカラトンボのメス、通称麦わらトンボも採集できて、「えっ、これ同じ種類のトンボ?」なんて、声も聞こえてきました。
沼では、オオヨシキリの巣と思われる巣も観察できました。
初夏には盛んにギョギョシとさえずりが聞こえていました。
この巣のヒナは無事に巣立ったのかな~?
シオカラトンボやイトトンボを多く採集できた一方、この場所で会いたかったチョウトンボにはなかなか会えません。
例年ですと、トンボの沼の上をヒラヒラ舞っているチョウトンボの姿も見えるのですが、今日はサッパリでした。
今日は会えないのかと思っていたところ、数年前から沼のスイレンを除去し、水面が見えている場所まで来てやっと数匹のチョウトンボが飛んでいる場面に出合いました。
ところが、チョウトンボは中々沼の上から離れませんので、沼ギリギリに並んで皆でチョウトンボを狙いました。
なんとか粘って、チョウトンボを採集できることができました。
(↑写真は別の日に撮影したものです)
常に水の上を飛び続けているチョウトンボを必死に目で追いかけ、どうしてトンボにチョウの名前がついたのか、その飛び方をたっぷり観察できたようです。
観察小屋に戻り、それぞれ採集したトンボを透明ケースに移しじっくり観察しました。
同じ種でも雌雄で違う色をしているとか、似たような姿でも違う種とか、細かな観察ができました。
今日採集できたトンボは、アオモンイトトンボ、アジアイトトンボ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、チョウトンボ、ノシメトンボの6種、観察のみできたトンボはギンヤンマ、コシアキトンボの2種でした。
ややトンボの姿(他の昆虫も合わせて)が少なく感じましたが、それほど暑くないお天気の下、怪我無く終了することができました。
採集したトンボを放して行事終了です。
そうそう、沼のスイレンはまだ花が咲いていました。
今日ぐらいすごし易いと、トンボの沼周辺の散策も楽しめそうです。
ただし、一部木製デッキが壊れかけている箇所があります(カラーコーンが置いてありました)のでお気を付けください。