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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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チョウの種類も増えてきました

昨日から強い風が残ります。
日中は暖かく、外を歩いていると汗ばむような陽気でした。


林道を歩くと、数日前から姿を見るようになったモンキアゲハがノアザミで吸蜜しているシーンに出会いました。
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後翅の黄白色の紋が特徴で、それが名前の由来です。
ただし、どこかに翅を広げてとまることもあり、そうすると・・・
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意図しているのでは無いでしょうが、大事な紋の部分を隠してとまることもあります(この写真ではギリギリ見えていますが)。
上と下のチョウは同じチョウです。
飛んでいる時は、この黄白色の部分が大変目立つので見間違う事は無いのですが、黒色のアゲハもたくさんいるので、よ~く観察することが大切です。
他にセンター周辺で観察できる黒色のアゲハチョウは、クロアゲハ、ナガサキアゲハ、カラスアゲハです。

木陰にはクロコノマチョウがいました。
チョウの種類も増えてきました_a0123836_1664541.jpg

こちらは粘っても翅を開かず・・・ススキやジュズダマ、アシといったイネ科を食草にします。
かつては千葉県では見られなかったチョウのようですが、1941年に初めて鴨川市付近で記録されてから1980年代には千葉県全域で姿を見られるようになったそうです。
全国的にも分布を拡大しているそうです。

とはいえ、日中はほとんど葉陰でじっとしているので、あまり目立ちません。
夕方になると活発に稼働しはじめるそうで、姿と性質から「ガみたい」なんて言われたりもするそう・・・。

もう一種、別のチョウが飛んでいました。
チョウの種類も増えてきました_a0123836_1626286.jpg

コミスジ
こちらは筋の入り方で、オオミスジやホシミスジ、ミスジチョウなどなど、様々な「ミスジチョウ」がいます。
コミスジの食草はフジやクズといったマメ科の植物で、センター周辺ではお馴染みの植物なので、チョウの姿も割とよく見かけます。


そうそう、“モンキ”のチョウを取り上げましたが、別の“モンキ”の姿をみかけました。 
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エサキモンキツノカメムシ
こちらは、「エサキさんが見つけた黄色い紋をもつツノカメムシの仲間」が名前の由来。
それよりも、ハート模様を背中に背負っているカメムシとして一部で有名です。
ハート模様を背負うだけあって(?)、カメムシの中では珍しく子育てをするカメムシです。
カメムシの仲間なので、触ればやはりくさい臭いを出します。


畑には何やら足跡が・・・
チョウの種類も増えてきました_a0123836_1654781.jpg

足型は残っていませんでしたが、タヌキかな?
写真の手前は、夏野菜の苗を植えたばかりのところなので、「なんかある~」と近づいてきて「食べるものは無~い」と、戻っていったのかもしれません。
by isumi-sato | 2014-05-10 16:57 | いきもの