冷え込みが厳しい朝が続きます。
そろそろ冬物上着を羽織るか・・・と、開館準備と巡回中身震いをしています。
そんな、日々寒さが厳しくなるというのに、中庭のハクモクレンの花芽は最近コートを脱ぎ始めています。
ハクモクレンの花芽は、膨らむごとに毛皮のコート(芽鱗や鱗片葉と表現されます)を脱ぎ捨てます。
この今にも落ちそうな状態は、なんだか顔みたいに見えて面白いし、落ちたら落ちたで三角形の形がちょうど指にはまるので、小学生にはこの状態の花芽が人気です。
大人が楽しむ大輪の花は、3月頃満開になります。
今の時期、林道ではマンリョウの赤い実が目立ちます。
マンリョウほど目立たないけれど、布袋竹林の前を歩いていると、ちゃんと目に入る赤い実がヤブコウジです。
目立たないと言うのは物理的に丈が低いからなのですが、竹林を覗くと赤い実を1つか2つつけた愛らしい姿を観察できます。
お正月の縁起物で、万両(マンリョウ)、千両(センリョウ)、百両(カラタチバナ)に続き十両のポジションにいる植物でもあります(一両ポジションのアリドオシという植物もあります)。
センター周辺のヤブでセンリョウ以外の植物は観察できます。
果実は鳥によって運ばれると思うのですが、全く見たこと無いセンリョウは芽生えにくいのでしょうか?
畑では、季節先取りすぎな菜花が一輪開花。
よくみると、つぼみが膨らんでいる株もいくつかありました。
草丈の生長があまり芳しくなく、ずいぶん丈が短いな~と思っていたのですが、先に花を咲かせてしまったようです。どうしたのかしら。
早春の菜花摘み取り体験を予定していたはずなので、焦らず生長してもらいたいですね。
林道ではセイタカアワダチソウが綿毛をつけていました。
ふわふわでなんだか暖かそう。
そこら中に蔓延る厄介者ですが、綿毛は綿毛でアオジやカワラヒワといった小鳥たちが冬の間の餌として食べに集まります。
姿は見えませんでしたが、ヤブからチッチッとたくさんの小鳥たちの声が聞こえてきました。
今週土曜日は「もちつきをしよう」行事を開催予定(お陰様で予約は満員御礼)。
もう年末!?と、驚きを隠せません。
そりゃぁ、水仙のつぼみも膨らむはずです。
去年は水仙の花が咲かない、咲かないと言っていたのですが今年のセンターでの開花状況はどうなることでしょうか。
こちらも経過が楽しみです。