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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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立冬と冬鳥

朝からお昼まで雨が降り続き、今日も寒い一日、冬の訪れを感じました。
夏の渇水から一転、雨の多い秋でした。


朝から降っていた雨が午後には止み、青空が広がったので巡回に出かけました。
気を抜いて蓮田の方に歩いて行ったら、目の前をピッピッピッ!と鋭い声で鳴いて飛んで行くカワセミの姿が、直ぐ近くの樹からキィキィキィ!と鳴いて飛び去るモズの姿がありました。
蓮田にカワセミが常駐する季節がやってきたのでしょうか。(夏もいるのでしょうが冬が目立つ)
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写真は、2羽とも撮影する間もなく逃げられたので、その騒ぎの中動じず頭上でさえずっていたハクセキレイです。
いや~常に気を引き締めて歩かないとダメですね。

万木堰を覗くと今季初マガモの姿を確認。
立冬と冬鳥_a0123836_1663917.jpg

熱心な野鳥観察家の方たちは既に確認済みかもしれませんが・・・。
センター周辺でも冬鳥の姿が見られるようになったのですね。
通年見られるカルガモたちの姿も、夏と比べると格段に増えます。
去年の冬は例年より多種類の鳥が観察できたという話を聞きましたが、今年はどんな鳥が観察できますかね。楽しみです。


昆虫広場にある雑木林では、クロガネモチの果実が赤く色づいてきました。
立冬と冬鳥_a0123836_1538274.jpg

常緑の葉と、赤い果実の色のバランスが、クリスマスカラーだなと、少々気の早いことを思いました。
今の時期スーパーに買い物に出かけると、クリスマスとお歳暮とお正月関連商品の広告が一緒にありますから、忙しいことです。

写真の樹は赤い実がたわわに実っていますが、近くの同じクロガネモチの樹には実がありません。
どうしてでしょう?と、いう事を今月も東京から小学生がやってくるので、問題にしようかな~。
さて、皆さんは同じ種類の樹でも果実がつく、つかないという違いがなぜおこるのか分かりますか?

雨上がりの林道を歩くと、少し時期の遅い花が咲いていました。
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ツリガネニンジン
花期は夏~初秋とあり、この株以外で花をつけているものは見当たりませんでした。
時期外れの花を見つけると、ちょっと嬉しくなりますね。
そろそろリンドウの花が咲くころかな?と、探しているのですがそちらはまだ見当たりません。
去年花を見たあたりの斜面が、先日の台風で崩れているのが少々気になる点です。
まだ咲いていないだけだと願いたいです。


畑で今年初めて藍染用のタデアイを栽培しました。
当初なかなか発芽せず、どうなることかと思いましたがその後は順調に育ち、そろそろ種の収穫か?なんて思っていたら、また問題。
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↑通常の穂先。
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↑このところ急に目立つようになった問題の穂先
これ、ダレか食べていますよね?え~っ藍の種まで食べるヤツがいるのですか!?
種を食べると言えば、犯人は鳥をイメージするのですが、食痕が茎を切っているように見えるし・・・ダレだ~。
今日は株がびしょ濡れなので、明日一日乾燥させて土曜日収穫する予定です。
今日、明日とどれぐらい食べられるのかな?と思いつつ、食べ尽くせるものなら食べつくしてみろ!の気概で過ごします。
by isumi-sato | 2013-11-07 16:43 | いきもの