3連休2日目、今日も良いお天気でした。
今日は、大原はだか祭りの日。
関係あるのか無いのか、センターでも合図のような花火の音が聞こえました。
最近取り上げた、デイキャンプ場の柿の木ですが、葉が紅葉しはじめました。
サクラの葉も黄葉して、最近落ち葉が風に乗って建屋内部にまで侵入してきます。
紅葉というと、どうしてもモミジ・カエデの類が有名で、それらが紅葉する時期が紅葉シーズンと思われがちですが、色々な木々の葉が紅葉します。
まだまだ日中は汗ばむものの、倒れそうな暑さの7月、8月を思い出すと、紅葉の話をするようになったのか~と、季節の移り変わりをしんみりと感じます。
昨日の記事で取り上げそこねた、湿性生態園で繁茂しているオオオナモミです。
実はオナモミも種類が沢山あり、オナモミ、オオオナモミ、イガオナモミ、トゲオナモミとあるそうです。
湿性生態園にあるオナモミをひとつ残らず確認したわけではありませんが、多くはオオオナモミではないでしょうか。
熟すと茶色くなって、服とか、手網とか、補虫網とかとか・・・いろいろな所に絡まります。
服はまだしも、網関係が困ります。
ここ数年、湿性生態園では増加の一途をたどっています。
写真右がオオオナモミ街道、左がセイタカアワダチソウ街道、突き当りがセイタカ×オオオナモミ混在です。
もちろん、細かく見れば他の植物も一緒に生えていますが、この場所は2種が幅を利かせています。
こんなにたくさん生えていなくて構わないのですが、繁殖力が高いようで、増えています。
同じく湿性生態園で、このところ探していた生きものに、やっと出会えました。
それがこちら。
コムラサキのオス。
幼虫はヤナギ類の葉を食べるので、湿性生態園で姿を見ることができます。
ただし、飛ぶ速度が速いのと、花の蜜を吸うことはまずなく樹液をひっそりと吸っていることが多いらしく、なかなか姿が見つけられませんでした。(果実や動物の死体にあつまることもあるとか)
メスの翅は紫色に見えず、茶褐色だそうです。
この「見えず」という書き方、困ったことにオスの翅が紫に見えるのは、光の反射で本来の翅の色はオスも茶色です。(構造色と呼ぶそうです)
そのため、薄暗い樹の下から明るい場所に移動してくれた同じ個体を撮影しても・・・
紫に見える角度で見ない事には、紫色に輝かない事態に!
こんなベストポジションに移動してくれたというのに、肝心の色が撮影できないなんて・・・。
樹の写真も、ヨシの葉の上の写真も、かなり粘ったのですが上記2枚が精一杯でした。
艶やかな紫色を求めて、また挑戦します。
14時半~夕方頃がおススメ時間だそうです。
連休最終日に観察、いかがですか~。