7月10日、快晴。午前九時の気温は30.6℃、今朝の最低気温は22.1℃でした。
朝からまぶしい日差しが照りつけています。七夕のころが小暑ですが、もうすでに大暑にふさわしいような暑さです。
当センター夏の景。
ハス田隣のオニグルミとアシです。
ティキャンプ場、日差しの強さ、まぶしさが感ぜられますか。
今朝はセンター周辺の田んぼには、いたる所に白い旗が揚がっていました。
以前ご紹介したこともありますが、これは「私の田んぼに水をください」という合図です。
当センターの田んぼへの水取り入れ口にも白い旗が立っています。
万木堰から山裾をまわって、水を田んぼへと取り入れています。
センターの田んぼでは、まわりよりも遅れて「中干し」を行っていましたが、昨日から再び水を入れ始めました。上中下三段の上の田にほぼ一杯の水が入り、あふれた水が中の田を潤い始めました。
取り入れ口のU時溝水路には、田んぼからドショウ、メダカ、ヨシノボリたちが登ってきて魚影がにぎやかに動いています。
中段の田の下の方は、中干しして地割れしたヒビが見えています。
明日の朝には水が回ってきているでしょうか。
連日の暑さを受けて元気なのはネムノキ。花数が増え、赤い蕾がたくさん見えています。
一方、先日まで鮮やかな花を見せていたアジサイは、盛りを過ぎてめだたなくなりました。花の移ろいの早いこと、、。
湿性生態園へ向かう林道日陰にあるウラシマソウは、実を充実させて日々赤い実が減っています。足元には見当たらないようなので、自然に落ちるよりは鳥などが運んでいるのかもしれません。
万木堰奥では、強い日差しの中アオサギが毛づくろいを行い、
カルガモは、整列していました。
湿性生態園ヤナギ林の下では、倒木の上でクサガメが首を垂直に持ち上げています。どうしてこんなに首を垂直に持ち上げているのでしょうか?
まわりに注意を払っているのか、首の根元まで日光浴をしているのか?
暑い7月上旬でも、鳥の声はたくさん耳にできます。
もっとも多いのは、「ケキョ、ケキョ」…①。
次は「キョッ、キョッ、キョッ」…②。
「チリッ、チリッ、チッ、チ」…③。
今日は、「チョットコイ、チョットコイ」…④ の声も響き渡りました。
センターに戻ると「ギギギギッ、ギギギギッ」。樹のてっぺんから、次の木のてっぺんへとひらひらと飛んでは 「ギギギギッ、ギギギギッ」。
その声の主は、撮影に応じてくれました。
なわばりを主張しては、ひと休みを繰り返しているようすのモズでした。
先の声の主は、
①「ホーホケキョ」のウグイス
②「東京特許許可局」のホトトギス
③ことばにして声を表現するのは少し難しいのですが「ジュリリイ」「チリリィ」とも、集団でチョコマカ動き回るエナガ
④「ちょっと来い」という聞きなしが言葉にぴったり当てはまるので笑ってしまう、コジュケイ
暑い夏でも、生きものたちは元気です。