4月28日、快晴。午前九時の気温は17.4℃、今朝の最低気温は7.8℃でした。
連休二日目は、昨日に続いてカラっと晴れて、湿度32%という乾燥した空気です。
本日は、千葉県いすみ環境と文化のさとセンター行事メインの一つ「田植え体験をしよう」です。
ここ数年は、田植えに人気が集まっています。大人自身も初めての田植えで、小さなお子さんに田植え体験をさせたいという都会の方が増えているようです。定員30名でしたが、大人33名+こども24名の合計57名の方が田植えに参加しました。
大人気でしたので受付人数を大幅に増やし、二班に分けて田んぼ二枚に田植えを行うことにしました。
田植えの説明のあとは、二班に分かれて上と中の二枚の田んぼに進んでいきました。大人は5か所、子どもは3か所ずつ、前進して植えていきます。開始時は北の風がやや強く吹きましたが、昼に近づくと穏やかな風になりました。
始めに田んぼに入るときは、冷たい感覚と泥に潜る感覚に特に小さなお子さんは恐る恐るです。
センターの田植えは、横にひもを張って30cmずつ移動して前進していく方式です。
なるべく足の踏みかえをなくして、歩数を少なくすることが田んぼを荒らさずに済みます。
後ろや周りからスタッフが苗の補給を行います。
稲作で、田植えは一番つらい仕事だったともいわれているようです。
昔から周りでがんばれと励ましながら行い、場合によっては踊ったりして、田楽などが生まれたと、昔小学校で習ったような記憶があります。
この写真は、まさにそのように見えてしまいますが、踊っているのではありません。
「苗ください!」の声に苗を遠くに投げているところです。
今年の田植えは、スムーズに進んで、70分くらいで田んぼの反対側まで到着することができました。田んぼの泥の感触にも慣れ、水も温(ぬる)んできました。
手植の泥を洗い落としたあとは、下の田んぼで機械植えのようすも紹介しました。
さらに、田植え定規(型枠、枠、ハカ、コロガシなどいろいろなタイプと呼び方があるようです)を使っての植え方もご覧いただきました。最近寄贈された田植え定規です。
現役農家さんでも、これを使ったことのある方はいらっしゃいませんでしたが、、、。
お昼まで時間が生まれたので、本日はフルコース。農機具の紹介も行いました。
草取り器、千歯こき、回転式脱穀機、縄ない機などを紹介しました。
左が手植えの田んぼ、右が機械植えの田んぼです。
・全部楽しかった、ずっと続けてください(8歳、三回目の参加)
・最初はむずかしかったけれど楽しかった、稲刈りも来たい
・アメンボがいっぱいいた
・昔の農機具の説明がよかった
・去年より早くしっかり田植えできました
・説明がわかりやすかった
など、うれしい意見をいただきました。
行事が終了すると、スタッフはさっそく補植に取り掛かりました。
機械植えで植えられなくて空いているところ、たくさんの苗を植えすぎているところ、しっかり指していないため浮いているところなどです。
翌日、翌々日になると、風に吹かれるなどして植え具合がさらにはっきりわかります。浮く苗が増えないとよいのですが、、、。
参加のみなさん、丈夫においしくイネが育つことを祈りましょう。
今年は、草取りの作業も早いタイミングで行いたいと思います。
お手伝い、歓迎いたします。