7月18日、晴れ。センター百葉箱で午前九時の気温は28.0℃、今昼の最低気温は30.5℃でした。百葉箱の気温は、体感よりもずいぶんと涼しいようです。
今日は、海辺の植物観察を希望するグループの方々が集まり、講師を招いて夷隅川河口にて海辺の植物観察を行いました。
千葉県いすみ環境と文化のさとセンターでは、開催日の二週間以上前(できれば一月前)に相談いただければ、自然観察会の開催をお手伝いすることができます。
今回のグループは、生涯大学外房学園の卒業生の方々でした。
センター集合ののち、夷隅川河口左岸の干潟周辺の草原と海浜植物群落への観察に行きました。
河口周辺の天候は、晴れなのですが朝霧が残り薄曇り状態でした。
海岸ですが、海辺でなくとも生えている一般の植物もたくさんあります。
観察を始めると、まず黄色いコマツヨイグサがたくさん出迎えてくれました。
ブタクサ、ヒメヒオウギスイセン、など外来種もたくさん出会えました。
この時期に目立つのは、やはり スカシユリ です。
海辺らしさの漂う ボタンボウフウ
海辺の夏の花の代表格 ハマヒルガオ
オレンジですが、近づくと 葉、茎や花の形がずいぶん異なるのは、
ヤブカンゾウ
砂浜の海辺も歩きました。
日本で第1号の天然記念物指定地の太東海浜植物群落では、スカシユリ が 見ごろでたくさん見られました。
ヤマアワ、アイアシ、シロザ、アカザ、テリハノイバラ、ラセイタソウ、コウボウムギ、コウボウシバ、ハマニンニク、オカヒジキ、ハマゴウ、アツバキミガヨラン、アオツヅラフジ、アメリカネナシカヅラ、タイトゴメ、オヤブジラミなどの植物に出会えました。