今日は心地よいを通り越して、作業中は「暑い!」とつぶやく一日となりました。
でも風は北風、夕方になると日影ではまだ4月だということを感じます。
さまざまな草木が芽吹き、センター周辺も緑色に染まっています。
特に風景が一変したのが、湿性生態園の水没ヤナギ林。
新芽が芽吹いて、冬の間のまるで枯れ木のような景色から、生命力のあふれる景色へと変わりました。
花の時期でもあるので、今ヤナギ林の下を通るとブンブン羽音が大音量で聞こえてきます。
ハチやアブたちが花粉や蜜集めにいそしんでいるようです。
水没ヤナギ林を過ぎて、日当たりが良い場所をよく見ると、スミレの姿がたくさんあるのを見つけられます。
花の色が白系なので、一瞬見過ごしてしまいがちですが、目が慣れるとたくさん咲いているのが分かると思います。
目立ち始めるのは、ヤナギ林を過ぎて地面が水没しないあたりからです。(水没するようなところにも群落はありますが)
ニョイスミレ(別名ツボスミレ)
やや湿った丘陵地や田、畑、山地に生える本州で普通に見られるスミレだそうです。
本によっては、ツボスミレ(別名ニョイスミレ)と書いてあることもあります。
今回は、文一総合出版 スミレハンドブックの記載を使用しました。
水没するような場所では、今後が楽しみな株を見つけました。
こちらは花が咲いてからまたご紹介いたします。
少々足を延ばして、林道を進みますとただ今斜面に藍色のきれいな花が咲いています。
ホタルカズラ。
場所によっては大群落を作っていることもあるそうですが、センター周辺では林道のある場所にだけ小さな群落ができています。
日当たりが良くて、周りの草木もそれほど茂っていない場所にありますので、探してみてください。
とある日、キブシの花は美しいと思わないけど、この花の色はたまらない・・・と、しびれている人もおりました。
センターより、ずっとトンネル寄りの場所にありますよ。
雨上がりのあとの高温に、動植物が一気に活動的になっているように感じた一日でした。
明日は今日より気温は下がるようですが、晴れの予報。
また人も動植物も、活動しやすい日になりそうですね。
いきものたちとのふれあいに、外に出かけてみてください。
センターでもお待ちしております。