千葉県いすみ環境と文化のさとセンター
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コハクチョウの来るたんぼ
2月22日、曇。ネコの日だそうです。午前九時の気温は8.2℃、今朝の最低気温は3℃でした。
少し寒気が緩んだ日が訪れるようになりました。
10℃というのは、寒さ暖かさの境界になるようです。
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コハクチョウが、田んぼでエサを食べています。
この写真には、98羽程が写っています。
海から4kmほど、丘陵にはさまれたいすみ市南部の田んぼです。


昼間は、エサを食べる場所として湿った田んぼにコハクチョウたちは移動しています。稲刈り後の切り株には、初冬には二番穂がついています。新芽や根などを食べているようです。
田んぼは、田植えの前準備として荒起こしが行われて、イネ株が引き起こされてできた溝に雨水がたまって、適度に土が緩んでいるようです。
乾いた田んぼでは土が固いため、イネ株の根にくちばしを突っ込むことは難しいのでしょう。


センターのスポット地区である「トンボの沼」には、ここ数年コハクチョウが飛来して、ねぐらになっていました。ところが、池のスイレンなど水草が繁茂して開放水面が減ったため、昨年あたりからコハクチョウのねぐらには別の場所が選ばれています。今年は震災で揺すられて池底の堆積物が浮き上がり、さらに開放水面が減っています。


コハクチョウは、良く似ているオオハクチョウよりも北、シベリアの北極圏で営巣します。オオハクチョウはそれより南のロシアで営巣します。
そして、日本には、コハクチョウの方がオオハクチョウよりも南の地域にやってきているようです。「コ」とついても体の大きさにはあまり差がありません。くちばしの黄色と黒の模様の違いが見分けのポイントです。「コ」の方がより長い距離を飛んできていることになります。



遠くから観察していると一生懸命土の中をあさっていますが、


散歩の人などが近くに来るといっせいに頭を持ち上げて警戒します。
灰色がかった方が、幼鳥。約6ヶ月前に生まれて海を越えてやってきています。大したものです。


今は、鳥インフルエンザ防止のため、エサを与える越冬地もほとんどなくなりました。
今年は日本海側で積雪が多いため、太平洋側まで飛来する数が増えているようです。
by isumi-sato | 2012-02-22 18:06 | いきもの