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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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今年も雑木を移植

2月1日、快晴。午前九時の気温は9.8℃、今朝の最低気温は-4.7℃でした。
今日は、気圧の谷が東北を通過、日本海側や北日本では、大雪が降り続き、強風が吹くとのこと。
センターのあるいすみでも、強い南風が吹いてひさしぶりに暖かい外気を感じました。センターでの朝の観測では、東の風、風速3.5m/秒でした。
今年は、まだまだ寒い日が続くもようです。


冬の作業として、一昨日、今日と雑木の移植を行いました。
センターの畑の脇には、10年近く前に小さな苗を植えたと思われるクリ、コナラ、クヌギなどのいわゆる雑木が集まっているところがあります。
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昨年も今年もそこから、雑木を少しずつ移植しています。
移植先は、昆虫広場や水路のすぐ西、少しだけ低い丘状になってゆるく盛り上がっている部分です。ここは、夏秋には、セイタカアワダチソウが繁茂して群落を作ってしまいます。草刈りを何度も繰り返さなくてはならない場所です。


雑木の苗畑―すでに高さは4,5mを超えようとする雑木に生長していますが、密度が高いため細長ーく上にだけ伸びた木々です。

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ここから、掘り取り、根鉢を作り、一輪車にのせて90mくらい運びます。
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穴掘りは、体が温まります。樹にとっても人にとっても移植作業は、冬向きの作業です。
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一輪車にひもをつけて、進行方向にひっぱりながら枝先を上に向け誘導する係と一輪車を持ちあげて進む係、二人での運搬作業です。重いのと、でこぼこのある土のルートのため、えっちらおっちら、なかなか力のいる人力作業です。


雑木畑の土は、柔らかくてさらさらした土です。小さな生きものが活躍している感覚をもちます。
植付先の土は、昔盛土した部分の固い粘土や砂岩が混じる土です。樹が育つとさらさらした土に変わってくれるでしょう。
植穴にも良い土を入れるため、土も運びます。
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植える樹の向きも視線を考えて植えます。
風を受けて揺すられるため、竹で支柱をつけます。竹はセンターのホテイチク林から伐ったものを利用しています。

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小さな丘にも少しずつ雑木が増えてきました。
どんな林に育っていくか、5年後、10年後が楽しみです。
by isumi-sato | 2012-02-01 18:34 | センターこぼれ話