10月6日、曇のち晴。午前9時の気温18℃、今朝の最低気温は17.5℃。
昨日午後から今朝にかけて、大変強い雨が降りました。いすみでは、先日9月21日に本州を縦断して奈良三重などに大被害のあった台風21号の通過よりも降水量としてはかなり多い雨でした。(2、3日前から当センターの雨量計が故障して雨量が測れない状態なので、数字で言えないところが残念です)
おかげで、夏から水位が下がり続け、台風の後も大して水位上昇していなかった当センター南の万木堰の水位も満水となりました。久しぶりにオーバーフローの土管から水が音を立てて落ちています。
この雨で稲刈り後の田んぼも湿って、一番下の冬水田んぼとして水をためている田んぼにも、順調に水が入り続けています。
朝確認して、よし、よし、と思っていましたが、なにか様子がおかしいのです。
わずかの面積に耕作していた古代米のところに黒い穂があまり見えないのです。
近づいていくと、稲の茎がだいぶ倒されています。
もしや、、、。またしても、、、。あの雨の中!!???、、、、。
やはり、イノシシの奴が食べて荒らしていったもようです。(イノシシ君という呼び方はいたしません)
穂先が、こそぎ落とすように食べられています。
古代米の穂先を食べた上に、残りのイネの上をごろり、ごろりと転がっていかれたもようです。体のかゆみが取れて気持ち良いのでしょうかね。
どうやら2週間くらいで、自分のテリトリーをひとまわりして再登場してくるようです。
センターにて展示している剥製イノシシです。おそらくは、こんなに可愛い目つきではないでしょうが、、。
湿性生態園ヤナギ林の水も戻りました。
緑色のところは、水かなくなって土が露出し、ついに草が生えてきていた場所です。
セイタカアワダチソウも少しずつ黄色いところが増えてきました。しかし今年は花が咲くのが遅れているようです。今週末の草木染め体験行事には、間に合うでしょうか?
近寄ってみると、ミゾソバの花もなかなかのものですね。
ホトトギスの花も秋の準備を始めたようです。
過ごしやすくなった秋の1日を植物など自然観察にいらしてください。
発見があったり、のんびりした気持ちになれるかと思います。
お待ちしています。