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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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懐かしの籾天日干し

 昨日の“稲刈りイベント”に参加された方、暑い中お疲れさまでした。ケガも熱中症もなく無事に全ての品種の刈取りが終わり、ほっとしているところです。刈取後は籾の乾燥を経て、籾摺りにより籾を籾殻と玄米に分け稲刈り作業終了となります。刈取後の乾燥作業ですが、コシヒカリは乾燥機で乾燥をしますが、ツキミモチは栽培面積が少ないため、とれた籾の量も少なく乾燥機では、籾の量が少なすぎて処理できないので、天日干しで乾燥します。天日干しは、一昔前、乾燥機ができるまで長く行われていた乾燥方法です。

乾燥作業に必要なものは“筵”と“天地返し器”の2つだけ、きわめてシンプルです。
まず、筵に籾を乗せ、天地返し器で筵いっぱいに広げます。
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2時間位したら、筵の片方の端を持ち上げ中心付近に籾を寄せます。次に反対側の筵の端を持ち上げ中心付近に籾を寄せます。
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筵の中心付近に集まった籾を、天地返し器を使い広げます。これを一日数回繰り返します
今日のような晴れの天気だと、あと一日干せば乾燥は終わりそうです。晴れてはいるものの、時々黒い雲が発生し空を見ながらの天日干しでした。私の子供の頃はまだ天日干しで、突然雨が降ってきたとき、大慌てで籾をひろげた筵をかたずけたことが思い出され、懐かしい1日でした
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収穫したモチ米は12月のイベント“米つくり4・もちつきをしよう”で使用します。無農薬で作った美味しいモチ米です、臼でつき上がったモチは美味しいですよ。イベントへの参加、お待ちしています。
by isumi-sato | 2011-09-11 17:46 | 田んぼ