今日もすっきり晴れない一日でした。
本日は県民の日。
午後になると、学校がお休みな子どもたちが平日にしては多めに来館してくれました。
さて、5月29日にヤママユの幼虫について取り上げました。(記事は
こちら)
その際、マユを見るための方法を考え中と記したのですが、結局センターで1頭飼育することにしました。
学校が来た、行事だとお知らせすることが多くてすっかり紹介しそびれていましたが、来館者の方たちが実に良い反応をしめしてくれました(ギャー!ワー!ひー!大きい~!などなど)。
写真は野生で成長中の幼虫を、6月10日に撮影したものです。
元気一杯!といった感じで、寄生蜂やハエ等に襲われずにいます。
そして、5月29日の記事を見た方から、一目ヤママユの幼虫を見たいのです…と、熱烈なオファーを受けて、わざわざ千葉市からこの幼虫たちに会いに来てくれた御家族がいました。
あら、あなたずいぶん人気者なのね~と、ありがたく見つめていたのが6月12日で、休館日の13日挟んで14日出勤してみると、12日まで7頭確認できた幼虫が3頭しか見えず、なんと!
マユができていました。
話通りの緑色のまゆです。
ちょうど写真中央あたりにありますが分かりますか?
そして、時同じくしてセンターの幼虫もマユになってしまいました。
喜ばしいことなのですが、しまったお知らせしそびれたと…。
何かに捕食されたり、死亡していなければ近くにあと3つはマユが有っても良いはずなのですが、やはりそれは見つけられずにいます。
センターではそのままマユの展示を続けています。
順調にすすめば、8~9月に成虫が誕生することでしょう。
ちゃんと育ってね~と祈っています。
そして、これまた足の速い飼育展示のお知らせ。
今度こそ紹介しておかないと!
次はヤゴの展示を始めました。
写真にはたくさん写っていますが、ヤゴの基本は一頭飼いなので、展示水槽の中には一頭のみおります。
そろそろ羽化しそうな個体を連れてきたので、いつまでヤゴですとは言えませんが、ヤゴ展示中です。
そしてセンターの直ぐそばで捕まえてきたヤゴなので、羽化したら3日間展示し外に放します。
(遠方から連れてきた場合は、DNAの関係上放してはいけません)
ちなみに、何のヤゴでしょう?という展示をしておりますので、種名の発表はしばらく控えますね。
春から夏にかけては、いきものたちの子ども達にたくさん会えて、実に楽しいですね。
その中には嫌われ者も多いですけど、よ~く観察してみると一生懸命な姿や人間臭い表情に、親近感とか愛着とかなんだか不思議な気持ちが湧いてきます。
うっかり出会ってしまって、ギャーッ!と逃げる前に、一呼吸おいてたまにじっくり見てみると、案外そこまで気持ち悪くないかも?あっ可愛いかも?という発見があるかもしれませんよ。
なーんてね。