今日は湿度・気温とも高く動くと汗が垂れる一日でした。
さて、本日は万木城遊歩道や小鳥の森といった、万木城周辺を散策してきました。
その道中観察できたいきもの達の紹介です。
まず万木城遊歩道では、カノコガと遭遇。
個人的に、カノコガ飛ぶとあぁ夏が始まったな~と思います。
飛び方が頼りなくて、ふわふわというかなんというか大変特徴的な飛び方をします。
一度覚えたら忘れない飛び方なので、ぜひ実物を見ていただきたいですね。
鹿の子模様のガでなかなか愛らしい感じのガです。
同じく遊歩道を歩いていると、ハンミョウと出会いました。
メタリックなボディー、しびれる程のカッコ良さです。
ハンミョウは「道教え」という名でも有名で、道で出会うと人が歩くたびに前方に少し飛んですぐ止まり、人が歩くとまた同じように飛ぶます。
その様子がまるで道を教えるために飛んでいるように見えるのが、「道教え」の由来だそうです。
実際は人が近寄ってくるから逃げるのでしょうが、ちょっと飛んでは止まり、ちょっと飛んでは止まりの繰り返しは、どこかに案内されるような気になります。
写真を撮影していると、ちらちら足元を飛ぶホタル似のいきものが…
オバボタルのようです。
ホタルに似ているというか、ホタルなのですがゲンジやヘイケボタルのように夜間明るく発光することは無いようです。
昼間活発に活動し、センター側の林道でも姿を見ます。
触覚をピコピコ動かして軽快に歩いています。
そして、今回の大きな目的の1つ。
サクラソウ科ハイハマボッスの開花の確認です。
花が大変小さいので、花だけ拡大撮影しました。
花の大きさは5mm弱です。
ここ2年観察していた場所では、まだ開花というか株そのものが完全に水没してしまっていたので、花は確認できませんでした。
ただ、近くの草むらを探すと意外とたくさん咲いていました。
海岸沿いに多い「ハマボッス」に似て、這うので「ハイハマボッス」と名がついているそうですが、どこが似ているのか…うーんと首をひねります。
万木城展望台に登ると、少々残念な曇天模様。
それでも、田は緑色に稲が育っていました。
風が吹き抜けて気持ちが良いです。
ホトトギスの声がすぐ近くで聞こえます。
チョウ達の姿もたくさん見えました。
展望台をすぎ、尾根沿いに歩いていると今回の目的2つめ。
道をふさぐ倒木です。
7日夜にセンターに倒木の連絡がメールであり、翌8日にセンターから管理者である市に連絡しました。
写真手前の倒木は除けて道を通れますが、奥の倒木は完全に道を塞いでいます。
下をくぐる隙間はありますが、あまり安全とは言い難い状況です。
早急に対処するという返答を頂いておりますので、近いうちに取り除かれると思います。
処理される前にこの道を通られる方は、くれぐれもお気をつけください。
他にもトンボ類やカミキリムシ類、チョウ類とたくさんのいきものに出会えました。
その紹介はまた別の機会にいたします。
外を歩くと、少々暑い!とこぼれる時期になってきましたが、いきものたちもたくさん出てくるようになって、実に楽しい季節です。
木陰は涼しいので、休憩しつつ林道から万木城展望台までのルートを歩いてみるのも、面白い発見があると思います。