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千葉県いすみ環境と文化のさとセンター

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万木堰周辺の鳥

 今朝はセンター温度計では最低気温は3.3度を示していました。ここ数日の最低気温は0度近かったので幾分温かかったようです。
本日の万木堰はカルガモ、マガモ、カワウと常連のメンバーに加えキンクロハジロがこの冬初めて見られました。ホシハジロも最近見られるようになった冬鳥です。ツグミは最近群れで見られるようになりました。

 野鳥の種類をどのように判別しているのかとの御意見もありましたので、簡単に判別の根拠を紹介させて頂きます。

 カルガモですが下の写真では右側の鳥です。特徴として体は褐色で黒褐色の斑があり、顔は淡色で2本の黒線があります。くちばしは黒くて先端が橙黄色です。左側の鳥はマガモの雌です。雄は2つ目の写真のとおり頭が緑色光沢のある黒で白いくび輪があります。雌は褐色でカルガモと同様に黒褐色の斑があります。くちばしは黒くて周辺は橙赤色です。
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キンクロハジロの雄は頭部が紫色光沢のある黒で、後頭には垂れ下がった冠羽があります。体は黒ですが脇と腹が白いです。この写真では冠羽が分かりにくいかもしれません。(下の写真)
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ホシハジロですが雄の頭部と首は赤褐色、胸は黒く、体は灰色で上下の尾筒は黒いです。(下の写真)
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カワウは体はほとんど黒く、背と雨覆(あまおおい)は茶褐色で、各羽には黒い羽縁があります。ウミウはよく似ていますが、背には緑色光沢があり、嘴の根元の黄色部の形が異なります。
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ツグミは頭上から背は灰黒褐色で、尾は黒褐色、翼は黒褐色で栗色の羽縁があります。眉班は淡黄白色、頬は灰黒褐色、喉から上胸、頸側は淡黄色で黒い顎線があります。(下の写真)
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以上の判別の根拠は一部(財)日本野鳥の会発行の「フィールドガイド日本の野鳥」から引用しました。
by isumi-sato | 2010-12-21 11:53 | いきもの