数日前のこと。
ハス田にイトトンボがいると教えられ、ハス田にイトトンボを探しに行きました。
ところがハス田をぐるぐる回っても、いるのはシオカラトンボばかり。
イトトンボに会わなかった?と聞いたところで、
さぁ?と首を傾げるばかりです。
トンボは肉食ですから、他種のトンボはエサにしか見えないようです。
「
とんぼのメガネ」という童謡がありますが、この歌のようにトンボのメガネ(複眼)はとてもカラフルで、種によって色や形が違います。
じっくり観察していると、ことさらトンボの魅力にはまってしまいます。
シオカラトンボのメガネは、1番の歌詞に出てくる「みずいろ」めがねですね。
これが一見そっくりな「オオシオカラトンボ」になると、黒色メガネになります。
違いを…とお見せできれば良いのですが、センターではまだ撮影出来ていません。
シオカラトンボの複眼は何度見てもきれいだなと、見とれてしまいます。
結局その日はハス田のイトトンボを撮影出来なかったのですが、後日なんとか撮影できました。
ハス田のイトトンボは、アジアイトトンボでした。
こちらのメガネは、黒と黄緑のツートンカラー。
オシャレ上級者ですね。
アジアに広く分布するから、アジアイトトンボという名前だそうです。
昆虫広場に流れる水路にもイトトンボの姿を発見。
こちらのトンボは、オオイトトンボのようです。
青がきれいなトンボです。
メガネは、青みがかった黄緑でしょうか。
イトトンボは小さいので、実物を捕まえての観察もなかなか大変です。(潰してしまいそうになるのが怖いです)
その点、デジタルカメラで撮影したものを、パソコンの画面上で拡大して見ると、トンボを傷つけることなく観察できる利点があります。
しかしそのためには、的確な撮影を行わなくてはならず、良いカメラが欲しい…それ以前に腕の問題か?と、野原で悩むことが増えるのですが。
もちろん、生きている動物に実際にふれることも大切ですので、どんどんふれて下さい。
トンボは目がとても良いそうですが、直線の動きには意外と気付かないそうです。
トンボと真正面からにらめっこする感じで、ジリジリ近づいて行くと、案外飛んで行きません。
気付かれて飛んでいっても、だいたい同じ場所に戻る習性があるので、そこでジッと待つとまた目の前に止まってくれます。
トンボとにらめっこをすると、トンボのメガネがぴかぴかなのが見られると思います。
トンボ採りを楽しんだ後は、トンボ撮りを楽しんでみて下さい。
お勧めです。