湿性生態園のヤナギの水没林です。
何度か話題に出しましたが、ここの水は万木堰の水なので、田に水を引く時期には水位が下がります。
現在は本当に小さな流れしか残っていません。
水が干上がったこの時期は、本当にマングローブ林のようです。
思わずヤシガニいないかな~と探してみても、そこは残念、みつけられませんでした(当たり前です)。
ヤシガニはいませんが、干上がった底を動物たちが移動している跡は残っていました。
サギの足跡。
アオサギでしょうか。
ここは残念なことに、アメリカザリガニが大量に生息しているので、それを食べに来たのでしょうか。
カメの足跡。
2列の平行な線が残る、特徴的な足跡です。
何か分からないけど体重がそこそこありそうな足跡。
歩幅もそれ程広くないような?
そんな足跡を楽しんでいたら、問題を発見しました。。
ヤナギの樹の根本に、掘り返されたような跡があります。
写真では分かりづらいかもしれませんが、まとまって生えている樹の根本をぐるりと囲うように掘り返した跡があります。
辺りを見渡すと、この樹の周り以外にも何ヶ所か掘られたような跡が残っていました。
最近の出現動物で、穴を掘るのが好きなものというと、イノシシなのですが…彼らの仕業なのでしょうか。
伐採ならぬ、伐根(ばっこん)でもする気なのか、ただでさえ不安定な場所に生えていて、最近ちょっと元気が無いヤナギにこれ以上追い打ちをかけないでくれ~と、心配の種が増えてしまいました。
田に水を引く時期は終わり、あとは堰の水は天水と共に増える一方です。
水がここまで引いた風景もそろそろ終わりです。
根が水にすっかり沈んだ風景も見ごたえありますが、年に数か月のこの風景もぜひご覧になって下さい。
お待ちしております。