今日は少し曇りがちですが、太陽も顔をのぞかせ過ごしやすい一日です。
昨日は植物にスポットを当てましたので、今日はこのところ活発に活動中の動物をご紹介いたします。
最近、花の近くで大きな羽音を聞くことが多くなりました。
ちょっとびっくりするような大きな音を出す正体は・・・

クマバチです。
体長は2㎝を超え、その大きさ、羽音の大きさと相まって一見すると恐ろしいハチですが、実際はこちらが攻撃を仕掛けなければまず襲われることはありません。
この写真を撮る時も近くで観察していましたが、触れるぐらい近くにいてもあちらから無視されました。
さて、このクマバチ、カラスノエンドウの花から花へと飛び回り蜜を集めていたのですが、それを観察中なんだか違和感を感じました。
なにが違うかな~と、見つめていたら違和感の原因を発見!

上の写真を見て、一般的なハチの行動として違うことがあります。
それはなんでしょうか?
一枚目にもそれは出ています。
このことを知っている人には何のことない答えなのでしょうが、そのシーンを拡大しました。

花の元部分に、クマバチの舌が差し込まれています。
これは、クマバチがカラスノエンドウの蜜を直飲みしているところなのです。
カラスノエンドウのような形の花ですと、クマバチのような大型のハチは正面からでは蜜に届きません。
そこで、蜜のある部分を外側から破ってしまうのですね。
これはクマバチ以外でもミツバチも行い、盗蜜(とうみつ)と呼ばれる行為です。
植物は花粉を運んでもらうお礼として蜜を昆虫たちに提供しているのですが、これだと花粉は運んでもらえません。
蜜だけ持って行かれるので盗蜜と呼ばれるそうです。
植物にはとっても迷惑行為のようです。

そんな盗賊まがいの行為をするクマバチですが、アブラナ科のように蜜が取りやすい花の形のものには、きちんと正面から向き合っているようです。
センターの畑はただ今セイヨウアブラナの花が満開なので、クマバチもたくさん飛んでいます。
他の蜜や花粉を集める昆虫もたくさん飛んでいて、観察スポットとしておすすめです。
昨日林道で見かけたホソミオツネントンボのオス。

真っ青に染まって準備万端!といった風貌になっていました。
青く染まるのは、繁殖準備が整ったしるしです。
そして、今日のセンター田んぼでは・・・

ペアが産卵中でした。
同じ個体ではないとは思いますが・・・この数日真っ青なオスを多数観察していますので、繁殖シーズン到来
といったころなのでしょう。
ホソミオツネントンボは、水面上に張り出した植物の葉や茎に産卵します。
これから田植えが終わったら、また訪れるペアが増えるかな?と、楽しみにしています。
最後に、青つながりで植物をひとつご紹介。

タチイヌノフグリ。
オオイヌノフグリに似ますが、茎が直立することや葉の形が違います。
こちら写真のように、青い花が基本ですが、今日センターで桃色の花を咲かせるものを見つけました。

ここは草刈圧が高く、どの植物も本来の草丈より小さくなり、こちら3~5㎝の草丈です。
オオイヌノフグリに似て、花が桃色だと在来種である「イヌノフグリ」か!?と、最初思ったのですがよく見たら葉の形がタチイヌノフグリの特徴でした。
イヌノフグリでは無かったガッカリ感と、タチイヌノフグリの桃色を見れた嬉しさと、なんだかとっても複雑な気分でした。
こちら一株だけではなく、これを見つけた場所では青花株も桃花株も半々くらいと、結構な量が生えていました。

小さい小さい花ですが、よーく地面を見ると、さまざまな植物があるものですね。
(そもそもの発見きっかけは、虫を撮影していました)
ちなみに、タチイヌノフグリには、他にも白花や途中で色の濃度が変わる藤色の花をつけるものもあるそうです。
探せば案外身近なところにあるかもしれません。
興味のある方は探してみてください。